会社のメールを外出先でどう読むか、にAOLが答え

2003/6/27

 会社に届いた電子メールを外出先でどう読むか? 電子メールとの連携機能を備えたグループウェアを導入している企業なら携帯電話で電子メールサーバにアクセスし、メッセージを確認できるだろう。しかし、グループウェアを導入していない企業はどうすればよいのか。ドコモAOLがこの問いに答えるサービスを7月7日に始める。

ドコモAOLのAOLサービス AOLi事業開発チーム マネージャー 中石真一路氏

 ドコモAOLが始めるのは、NTTドコモのiモード対応携帯電話を利用して、会社に届いた電子メールを確認できる「AOLメールプラス」サービス。電子メールを読むだけでなく、会社の電子メールアドレスで返信したり、新規メールを作成することができる。ドコモAOLのAOLサービス AOLi事業開発チーム マネージャー 中石真一路氏は「会社の電子メールを外で読むサービスとして最適」とアピールしている。

 AOLメールプラスはPOP、SMTPで利用可能。iモード対応携帯電話のJava機能「iアプリ」を利用し、電子メールサーバにアクセス。電子メールのヘッダだけをダウンロードする。ヘッダの件名や送信者を確認し、必要なら電子メールの本文をダウンロードする。約120件まで保存できるアドレス帳の機能もある。利用できる携帯電話はNTTドコモの505i/504i/504iSの各シリーズ。利用料は月額200円。

 AOLメールプラスには電子メールのサービスだけでなく、共同通信社のニュースや天気予報などビジネスユーザーが役立つコンテンツを掲載している。iモードには会社の電子メールが読み書きできる同様のサービスとして、「リモートメール」がある。リモートメールはすでに30万人以上の加入があるが、中石氏は「電子メールサービスに加えて、ニュースなどのコンテンツサービスを用意したことで優位性がある」と述べ、自信を見せた。

(垣内郁栄)

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ドコモAOLの発表資料

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