United Linux、動作保証証明プログラム開始

2003/6/27

 United Linuxは6月25日(米国時間)、ISV向けパートナープログラム「United Linux Ready」を発表した。このプログラムは、ISV自らが自社製品をUnited Linux上で検証し、動作保証をするもの。検証終了後、ISVは「United Linux Ready」パートナーとして認定され、United LinuxおよびSCOグループ、SuSE Linux、コネクティバ、ターボリナックスの4社のWebサイトでパートナーとして紹介される。

 検証を望むISVは、United LinuxのWebサイト「Developer's Zone」から開発者向けのUnited Linux最新バージョンを無償でダウンロードできる。自社独自の検証でも問題ないが、United Linuxが提供する検証ツールを使用することも可能。また、United Linuxに参画する4社から検証支援を受けることもできる。
 
 United Linuxによる動作保証証明は、「製品がUnited Linuxのコードを変更したり、障害を起こすことなく検証を終了する」「United Linuxを導入した顧客をサポートすることに同意する」「United Linux Readyのステッカーなどの使用ルールに同意する」の3点を確認すれば発行される。

 Linuxの方言を統合し、公用語を設定するとの有志の意志とともに規模を徐々に拡大してきたUnited Linux。2003年前半をめどに、LPI(Linux Professional Insutitute)と共同で開発した技術者認定試験(UL103)を開始する動きもみせている。認定試験に対応したトレーニングコースも順次リリースする予定だ。UNIXのライセンスを巡り、内部でも火花が散っているUnited Linuxだが、方言統一活動は少しずつだが実を結びつつある。

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