AlphaServerの最新鋭機登場、HP

2003/8/20

「HP AlphaServer GS1280 モデル32」

 日本ヒューレット・パッカードは8月19日、64ビットAlphaプロセッサ「Alpha21364」(通称EV7)を搭載した「HP AlphaServer」の新モデル「HP AlphaServer GS1280 モデル32」を発表した。搭載可能なプロセッサ数を従来の16Wayから32Wayに拡張した。

 EV7を搭載したサーバ「HP AlphaServer」シリーズが発表されたのは2003年1月。同社では旧ディジタルイクイップメント(DEC)時代から受け継がれてきたAlphaプロセッサの販売を2006年に終了し、段階的にItaniumプロセッサシリーズへと統合する計画を発表している。稼働OSは、Tru64 UNIXとOpenVMSオペレーティングシステムである。

 今回発表した「HP AlphaServer GS1280 モデル32」は5月の合併時に発表した同社の製品ロードマップに沿ったもので、2004年にはEV7の次期バージョンであるEV79 Alphaを搭載した製品の発表を予定している。

 なお、同社は合併前の2002年7月、「Itanium2」発表と同時に同CPUを搭載したサーバおよびワークステーションを発表、合併後にハイエンド・サーバ分野で、2つのプロセッサを担ぎつつ、ラインアップの統合計画を推進し始めた。

[関連リンク]
日本ヒューレット・パッカード

[関連記事]
「Itaniumは“ザ・プロセッサ”だ」、Alpha開発者が最後のメッセージ (@ITNews)
最悪の嵐の中からチャンスを見出せ、HP (@ITNews)
90nmプロセス・プロセッサが今年後半に続々登場 (@ITNews)
「DNAはItaniumが継承」、HPのAlphaサーバが最終段階に (@ITNews)
HP、Itanium2に最適化したチップセット搭載のサーバを発表 (@ITNews)

情報をお寄せください:



@ITメールマガジン 新着情報やスタッフのコラムがメールで届きます(無料)