戦略的なWebサイト運営が“ブランド”を作る

2003/9/2

 「Webサイトについてのコンテンツ管理は戦術的な目的から、戦略的な内容に移ってきている」。コンテンツ管理製品ベンダの米インターウォーブン フィールドマーケティング担当バイスプレジデント マーク・ヘイル(Dr.Mark A.Hale,PE)氏はこう述べて、企業のおけるコンテンツ管理の意味付けが変わってきていることを説明した。

米インターウォーブン フィールドマーケティング担当バイスプレジデント マーク・ヘイル氏

 ヘイル氏は企業が開設するWebサイトについて、「企業のブランドとして考え、いかにそこから収益を向上できるかを考える必要がある」と強調。「企業が持つバックエンドのコンテンツを組織化することで、ブランドを確立するのがコンテンツ管理の戦略だ」と述べた。つまり、Webサイトを単なる企業の看板と見るのではなく、Webサイトをどうビジネスにつなげるかが重要、ということ。Webサイトを使ったビジネス展開には戦略的なコンテンツ管理が不可欠というのがヘイル氏の考えだ。

 戦略的なコンテンツ管理で重要となるのが、インターウォーブン製品である「TeamSite」や「OpenDeploy」が実現する横断的なデータ利用だという。企業の情報システムにはさまざまなベンダの製品が使われていて、コンテンツを自由に活用するのは難しい。しかし、一般的なドキュメントのほかに、XMLやリッチコンテンツ、アプリケーションのデータ、データベースなどさまざまなデータをコンテンツとして利用できるインターウォーブン製品を使えば、横断的なデータ利用が可能になるという。レガシーなコンテンツを適切な形で利用することで、ポータルやCRMなどさまざまな形態で配信することが可能になる。

 ヘイル氏は「ほかのコンテンツ管理ベンダは不調だ」と言い切ったうえで「ライバルは、手作業でコンテンツを管理し、Webサイトを内製している企業」と述べた。コンテンツ管理ソリューションを使わず、増え続けるコンテンツやWebサイトのページ数に対しても、その場その場で対応するような企業を指す。

 だが、ヘイル氏の考えでは手作業中心の企業も、将来的にはコンテンツ管理ソリューションの導入を迫られるという。その理由は内外の規制やニーズだ。企業にとってWebサイトを使って情報公開することの重要性は急速に高まっている。しかし、IR情報などはスケジュールに合わせて正確なデータをWebサイトに掲載しないと、投資家の不信を呼んでしまう。また、コンテンツ管理が不十分で、発表前の商品データが誤ってWebサイトに掲載する、などのミスも考えられる。コンテンツ管理が不十分な内製のWebサイトではこのようなミスが起きる可能性があるというのだ。そのためWebサイトに対する企業ポリシーやコンプライアンスに準拠するには、適切なコンテンツ管理が必要になるというのがヘイル氏の予測。「独自でやっていてはとても規制に追いつかない」という。

(垣内郁栄)

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インターウォーブン・ジャパン

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