Amazonでお洒落な鍋を買ってみる

2003/11/7

アマゾン ジャパン代表取締役社長 ジャスパー・チャン氏

 アマゾン ジャパンは11月6日、Amazon.co.jpで、キッチン用品、調理器具、生活家電、季節家電、美容グッズ、健康グッズなどを扱う「ホーム&キッチン」ストアを開設したと発表した。国内および海外の約100種類のブランド、数千点の商品を取りそろえている。国内では象印、海外ではヘンケルス(Henckels)、ブラウン(Braun)などが商品を提供している。Amazon米国版では2000年5月、英国版では2003年4月にすでにサービスを開始している。

 機能自体は、Amazonが従来から展開する書籍やCD/DVDなどと同じ。カテゴリ(6種類)ごとの商品検索機能や売れ筋ランキング表示を行うことで、消費者が目当ての商品を探索する補助となるような機能を付加するほか、24時間営業の利点を生かして、消耗品(歯ブラシなど)だけをまとめて表示したり、海外ブランドの商品のみを絞って表示するなどの工夫を凝らしている。消費者が商品のレビューを自由に書き込める機能も当然ある。

「ホーム&キッチン」ストアで扱う商品

 アマゾン ジャパンは7月にもPCやAV機器を取り扱うエレクトロニクス ストアを開設したばかり。アマゾン ジャパン代表取締役社長 ジャスパー・チャン(Jasper Cheung)氏によれば、「具体的な数字は明らかにできないが、エレクトロニクス ストアも順調に売り上げを伸ばしている。今回のホーム&キッチン ストアは、エレクノロニクス ストアの延長線上にあるサービスといえるだろう」と話す。
 
 同社の業績は、2002年第4四半期で損益分岐点に到達、「営業利益を出せる体質へと変わった」(チャン氏)。「成長率からみれば、世界中のAmazonサイトの中で最も高い成長率を誇る」としている。国内のアクティブ・ユーザーは200万人を超えているという。

 なお、現在米国版Amazonで話題になっている「Search Inside Book」(書籍の全文検索可能アーカイブ)サービスの日本版での開始時期だが、「出版社や著者との著作権関係の調整が必要」(チャン氏)なため、開始時期は未定。しかし、技術的な問題は解消しているとのことである。

(編集局 谷古宇浩司)

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