掲示板が新たな脅威、トレンドがWebアクセス管理の新製品

2003/11/18

 トレンドマイクロは、インターネットの掲示板やWebメールへの書き込み規制機能を新たに搭載したWebアクセス管理製品の新版「InterScan WebManager 3.1」を12月17日に出荷すると発表した。トレンドマイクロは、掲示板書き込みやWebメールの利用で、企業情報が流出してしまうことを懸念する企業が増えていると判断。Webサイトの閲覧は許可しても、書き込みは規制するという新たな機能を追加した。

トレンドマイクロのマーケティング本部 プロダクトマーケティング部 プロダクトマネージャー 岡野健人氏

 Webアクセスを規制するセキュリティ製品は、児童が危険なWebサイトへアクセスすることを心配する教育現場や、私的なインターネットの利用で生産性が低下することを問題視する企業が率先して導入してきた。しかし、トレンドマイクロのマーケティング本部 プロダクトマーケティング部 プロダクトマネージャー 岡野健人氏は「企業からWebアクセスの危険に関する別のニーズが出てきた」と強調する。

 Webアクセスの新たな危険とは掲示板書き込みによるトラブルや、Webメール、オンラインストレージサービスによる情報の流出だ。これらの危険に対応するためInterScan WebManager 3.1では、情報漏えい機能を強化。アクセスを規制、または許可するWebサイトのカテゴリを、前バージョンと比較して細分化した。前バージョンでは大まかなカテゴリだったため、1つのカテゴリを規制対象にすると、業務で必要なWebサイトまで見られなくなることがあった。そのため掲示板の規制自体を止めてしまう企業があったという。InterScan WebManager 3.1では、掲示板のカテゴリを一般の掲示板とIT関連の情報を扱う掲示板の2つに分けた。業務に関係ない一般の掲示板はアクセス規制する一方で、業務で利用するIT関連の掲示板は閲覧と書き込みができる、など利用企業の業務にあわせて詳細に設定できる。

 Webアクセスの規制方法も従来の許可、規制、権限者だけアクセスの3方法に加えて、閲覧はできるが書き込みはできないという「書き込み規制」を追加した。アクセスや書き込みを規制しているWebサイトに従業員がアクセスすると「このウェブサイトは現在管理者によって規制されています」などメッセージが表示され、内容を見ることができない。メッセージは「就業規則第○条によって閲覧できません」などカスタマイズすることも可能だ。

 InterScan WebManager 3.1は価格体系も変更した。追加サーバ費用を廃止し、購入したアカウント数の限度内であれば、何台のサーバを構築しても同一料金にした。標準価格は30アカウントの場合で23万8000円となっている。スタンドアロン版がWindows、Linux、Solarisに対応。ICAP対応キャッシュサーバ版はLinuxとSolaris、Squid版がLinux、Solarisで利用できる。トレンドマイクロは発売1年で5億円の販売を見込んでいる。

 InterScan WebManager 3.1はトレンドマイクロの関連会社「ネットスター」が更新する規制URLリストを使って、ブロックするWebサイトを決定している。岡野氏によると規制対象のWebサイトは約1811万ページで、週に数千件のWebサイトを追加しているという。

(編集局 垣内郁栄)

[関連リンク]
トレンドマイクロの発表資料
ネットスター

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