ColdFusionで帳票出力、ITフロンティア

2003/11/28

 ITフロンティアは、Macromedia ColdFusion MX専用の帳票ツール「CF Reporter」を発売したと発表した。ColdFusionで処理した結果をPDFとして出力したり、サーバ印刷させることが可能になる。

 CF Reporterは、高い実績がある富士通製帳票ツール「ListCREATOR」をベースにITフロンティアが開発。帳票定義データと印刷データを指定するだけで、帳票を自動フォーマッティングし、PDF形式で出力する。ColdFusionの基本タグ「CFQUERY」に対応し、帳票を容易に作成できる。PDFの圧縮機能があり、大量の帳票でも短時間で作成できるという。サンプルプログラムとテンプレートを豊富に用意し、開発工数の削減が可能。富士通製品をベースにしたため、日本の商慣習にあった機能が豊富で、伝票やバーコードを含む帳票設計を容易にした。

 CF Reporterは基本機能を備えた「CF Reporter Standard」と、大規模業務システム向けの「CF Reporter Enterprise」がある。CF Reporter EnterpriseはStandardの基本機能に加えて、サーバ印刷をサポートする。ほかにCF Reporterの専用帳票設計ツールとして「CF Reporter Studio」がある。

ITフロンティアのシステム営業統括本部 xWeb事業本部 マーケティング推進部 マネージャー 玉田尚氏

 ITフロンティアはCF ReporterとColdFusion MXをセットにしたパッケージを用意。CF Reporter StandardとColdFusion MX Standardのセットは、1CPUで80万円から。CF Reporter EnterpriseとColdFusion MX Enterpriseのセットは1CPUで235万円からとなっている。CF Reporter Studioは1ユーザーの利用で35万円から。CF Reporterは単体販売も計画している。

 ITフロンティアのシステム営業統括本部 xWeb事業本部 マーケティング推進部 マネージャー 玉田尚氏は「ColdFusionの顧客から安定動作する帳票ツールのニーズが出てきていた」と開発の背景を説明した。ITフロンティアはColdFusionの販売・サポートも行っているため、「ColdFusionから帳票までトータルのサポートができる」というのがアピールポイントだ。

(編集局 垣内郁栄)

[関連リンク]
ITフロンティアの発表資料
CF Reporter製品ページ

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