本当の10GbEを実現するスイッチ、エクストリーム

2003/12/17

エクストリーム ネットワークスが発表した「BlackDiamond 10808」

 エクストリーム ネットワークスはキャリア向けスイッチ、BlackDiamondの最上位機種「BlackDiamond 10Kシリーズ」の出荷を開始したと発表した。10ギガビットイーサ(10GbE)のポートを搭載する製品で、「ギガビットイーサのプラットフォームをそのまま拡張しただけの他社製品とは拡張性、柔軟性が違う」とアピールしている。

 BlackDiamond 10Kシリーズは1モジュール当たり6つの10GbEポートを搭載可能。シャーシ全体では48ポートを載せることができる。GbEは480ポート搭載可能。最小構成価格は1237万円で10GbEのポート単価は155万円となる。

 エクストリーム ネットワークス ソリューション マーケティング ディレクタ 森茂人氏は、10GbE対応スイッチについて「他社製品のようにポート速度を単に10倍にしても解決策にはならない」と指摘した。10GbEのトラフィックが流れるだけで、有効なフィルタリングやモニタリングが難しいというのが理由だ。そのためエクストリームではBlackDiamond 10Kシリーズの開発で、アーキテクチャの拡張性、柔軟性を重視。「音声と基幹系システムのデータ統合をサポートできるようにした」という。

エクストリーム ネットワークス ソリューション マーケティング ディレクタ 森茂人氏

 アーキテクチャの拡張性はハードで実現する。モジュラー形式を採用し、必要なポート数に応じてモジュラーを追加できる。同社が新開発したプログラマブルASIC「4GNSS」を採用し、将来の40GbE、100GbEにも対応できるようにした。柔軟性は新開発のOSで対応する。エクストリームはBlackDiamond 10Kシリーズで新OSの「ExtremeWare XOS」を採用。ExtremeWare XOSはUNIXベースのOSで、ルーティングやTCP/IPなど各機能がモジュラー化されている。そのためシステムを止めることなく各モジュラーのアップグレードが可能となっている。管理ツールなどとの通信にはXMLを利用する。

 プログラマブルASIC「4GNSS」には「CLEAR-Flow」というパケット検索エンジンを搭載。12万8000個のアクセスコントロールリストによって異常なアクセスやコンピュータウイルスの検知が可能となっている。

 森氏によると、すでに販売を開始している米国ではキャリアなどに20台の導入があるという。国内でもメトロのサービスを提供するキャリアのほかに、サービスプロバイダ、エンタープライズ、大学、病院などへの導入を目指す。

(編集局 垣内郁栄)

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エクストリーム ネットワークスの発表資料

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