サーバ、ストレージにトランプサイズHDDを、シーゲイト

2004/3/3

シーゲイトが発表したエンタープライズ向けの2.5インチサイズHDD「Savvio」

 シーゲイト・テクノロジーは、エンタープライズ・サーバのストレージ向けに従来の3.5インチと比較して70%以上サイズを小さくした2.5インチサイズのハードディスクドライブ「Savvio」を2004年6月に量産開始すると3月2日、発表した。2.5インチサイズはトランプと同程度の大きさで、シーゲイトではラックマウントサーバの高密度化、ブレードサーバの省スペース化が進むとみている。

 2.5インチサイズのHDDはノートPCなどエンタープライズと比較して信頼性が重視されない分野で利用されてきた。シーゲイトのエンタープライズストレージ グローバルチャネルマーケティング担当シニアマネージャー マイケル・グリーン(Michael Green)氏によると、一部のブレードサーバはノートPC用の2.5インチサイズHDDを採用しているがディスクの信頼性がいまいちで、長期間の連続稼働は難しいという。

シーゲイトのエンタープライズストレージ グローバルチャネルマーケティング担当シニアマネージャー マイケル・グリーン氏

 シーゲイトは365日24時間の負荷テストを行ってSavvioのエンタープライズクラスの信頼性を確認した。Savvioの平均故障間隔(MTBF:Mean Time Between Failure)は140万時間で、3.5インチサイズのHDDと同じ程度。パフォーマンスは3.5インチサイズのHDDと同様で、回転速度は1万rpm、シークタイムは4.1ミリ秒。データベースなどディスクへの高速なアクセスが必要なアプリケーションでも問題なく利用できる。ディスク容量は36.7GBと73.4GBの2種を用意する。消費電力は3.5インチサイズのHDDと比べて40%削減。放熱のためにラックマウント内にスペースを広く取る必要がなく、高密度を実現できる。シーゲイトではラックマウントサーバ、ブレードサーバ、ストレージのほかに、スペースが決まっていて高密度のニーズが高まりつつあるコピー機や医療用映像機器、DVDレコーダなどもターゲットにしている。

 SavvioのインターフェイスはUltra320 SCSIとファイバチャネル、それにSCSIの転送速度を高速化した「Serial Attached SCSI」(SAS)を採用。1秒間に300MBの転送が可能なSerial Attached SCSIは普及にはもうしばらく時間がかかるとみられているが、ほかのHDDベンダもSAS対応HDDを開発中で、次世代の注目テクノロジになりそうだ。

(編集局 垣内郁栄)

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