「SCMは地域、産業別に考えろ」がデカルトの哲学

2004/4/8

 運輸業界向けSCMソリューションが主力のデカルトシステムズグループの代表取締役兼CEO マニュエル・ピエトラ(Manuel Pietra)氏は4月7日、2002年に参入した日本市場について「中国などグローバル展開するハイテク製造業をターゲットにする」と語り、ハイテク製造業向けのSCMソリューションを強化する考えを示した。

デカルトシステムズグループ 代表取締役兼CEO マニュエル・ピエトラ氏

 ピエトラ氏によると、デカルトの売り上げのうち60%は運輸業界向けのSCMソリューション。製造業向けは10%に過ぎないが、日本ではハイテク製造業を主力に展開している。「業種、地域を考慮してソリューションを提供するのがデカルトの哲学」(ピエトラ氏)だ。

 ハイテク製造業のうちでも特に中国など国外に進出する企業がターゲット。ピエトラ氏は「日本企業の多くは自社でSCMを構築してきた。しかし、グローバルに展開するようになると進出先の国の慣習や事情でSCMがうまくいかなくなる。しかし、デカルトと組むことでSCMを最適化できる」と述べた。「日本企業が今後投資すべきなのは国際的なロジスティックス」というのがピエトラ氏の考えだ。

 デカルトはハイテク製造業向けにSCMソリューション「DESCARTES FOR HIGH TECH」を提供している。グローバルの環境で、在庫管理やリアルタイムの調整、サプライヤやパートナーとのデータ連携が可能。SCM全体のパフォーマンス管理も実現する。

 デカルトはすでに日本で三菱商事やリコーなど15社程度の顧客を獲得。ピエトラ氏は「この2年間で日本市場での足固めをしてきた。日本市場のニーズ、業種別のニーズを把握した」と説明した。デカルト全体の中でアジア・太平洋の売り上げは25%程度。日本の売り上げはアジア・太平洋の50%を占めるといい、今後その比率を上げることがデカルト日本法人の仕事になる。

(編集局 垣内郁栄)

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デカルトシステムズジャパン

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