SoftEtherでSCM構築、三菱マテリアルとCTCが提携

2004/4/13

 伊藤忠テクノサイエンス(CTC)と三菱マテリアルは仮想LAN技術「SoftEther」を活用した次世代SCMシステムの構築ビジネスを共同で推進すると4月12日に発表した。SoftEtherは情報処理推進振興機構(IPA)の公募事業として勧められてきた技術。2004年3月に三菱マテリアルが開発者の登大遊氏と販売、製品化に関する独占契約を締結していた。

 SoftEtherはLANカード、ハブをソフトでエミュレートすることで仮想的なLANを構築し、特別なハードなしでVPNを構築できる技術。VPNの設備を用意していなくても外部ネットワークのクライアントPCから企業のネットワークに接続し、データのやりとりをできるようにする。三菱マテリアルはSoftEtherの技術を活用し、電子証明書などでセキュリティ機能を向上させた製品「SoftEther CA」を開発中で、2004年8月の販売開始を目指している。

 CTCと三菱マテリアルは、このSoftEther CAを組み合わせた三菱マテリアルのSCMシステム「M2S dataTube」をベースにしたシステム構築を、共同で行う。M2S dataTubeは、工場や店舗間を流れる製品に無線ICタグを装着し、サプライチェーンの各工程の通過情報をリアルタイムに自動収集するシステム。SoftEther CAを使うことで、工場や店舗ごとにネットワーク環境が異なっていてもシステムを容易に相互接続できるようにする。VPNアプライアンスなどを使ってネットワークを統合する必要がないため、初期投資コストを抑えられるという。

 提携では三菱マテリアルがM2S dataTubeを開発し、CTCがM2S dataTubeを核にした次世代SCMシステムの販売を担当。SCMと連携させるスケジューリング機能、ネットワークインフラの構築などもCTCが担当する。両社は共同でマーケティング、技術検証を行い、2004年8月にサービスを開始する計画だ。

(編集局 垣内郁栄)

[関連リンク]
三菱マテリアルの発表資料
CTCの発表資料

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