グーグルが上場へ、3000億円を調達

2004/5/1

 米グーグルは新規株式公開計画を米証券取引委員会(SEC)に登録したと4月29日に発表した。今夏にも上場する見通し。公開によって約27億ドル(約3000億円)を調達するとみられている。これまでネット関連ビジネスの企業による調達額の最高は米ネットスケープの約154億円だったが、それを大幅に上回る。グーグルは巨額の公開益を新規ビジネスの開発に生かす方針だ。

 公開時の時価総額は250億ドル程度になるとみられる。グーグルの2003年度の売り上げは約9億6000万ドル、利益は約1億500万ドル。3年連続の黒字となった。検索結果に合わせて表示されるアドワーズ広告などが貢献した。

 グーグルは検索サービスの成功を足がかりに各種サービスを展開し、収益を拡大してきた。しかし、マイクロソフトやヤフーなどグーグルをターゲットにする大企業は多い。また、グーグルが試験を始めたフリーの電子メールサービス「Gmail」は、ユーザーのプライバシー情報がグーグル側に漏れるとの指摘があり、実サービス開始の動向が注目を集めている。

 2人の大学院生が始めた検索サービスが注目を集め、市場から巨額の資金を調達するというネットビジネス版のアメリカンドリームをグーグルは実現することになる。ライバルに名乗りを上げる大企業や第2のグーグルを目指すベンチャーは多く、競争激化が予想される。

(編集局 垣内郁栄)

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米グーグルの発表資料(英語)

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