男女9人IBMエバンジェリスト物語

2004/5/12

 日本IBMは同社製ソフトを中心に最新のテクノロジを、ユーザーやパートナーに分かりやすく説明する「IBMソフトウェア・エバンジェリスト」を新設し、9人を5月1日付で任命したと発表した。日本IBMの執行役員 ソフトウェア事業担当 三浦浩氏は「業界のオープンスタンダードを提案し、メッセージを出せる人を選んだ」と説明。「IBMのテクノロジのセールスマンではなく、テクロノロジの預言者、ベストの解を見つけるのが役割」と述べ、エバンジェリストへの期待を述べた。

執行役員
ソフトウェア事業担当 三浦浩氏
オープンテクノロジ、J2EE担当
米持幸寿氏
ソフトウェア開発担当
渡辺隆氏
開発プロセス、モデリング担当
藤井智弘氏
コラボレーション、ナレッジマネジメント担当
神戸利文氏
コーチング、Webデザインパターン担当
樋口節夫氏
データベース・テクノロジ担当
菅原香代子氏
エンタープライズJavaテクノロジ担当
清水敏正氏
データベース、オートノミック、グリッド担当
大沼啓希氏
EA、SOA担当
長島哲也氏

 5月1日付で任命されたエバンジェリストは9人。オープンテクノロジ、J2EEを専門分野とする米持幸寿氏、ソフトウェア開発の渡辺隆氏など。日本IBM ソフトウェア事業 理事 ソフトウェアBrand&Specialty 川原均氏は「志が高いのは当然としてIBMの製品にこだわらずに技術や専門性の高さが要求される」とエバンジェリストの条件を説明した。うち4人はIBM技術職の最高位であるDistinguished Engineer。IBMでは今後も適宜エバンジェリストを任命していくという。

(編集局 垣内郁栄)

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