旅客機でいえばMySQLはエコノミークラス

2004/5/19

MySQL ABのCEO マーティン・ミコス氏

 MySQL ABのCEO マーティン・ミコス(Marten Mickos)氏は5月18日、MySQL ビジネスフォーラム設立記念セミナーで講演した。ミコス氏は、MySQLの今後の開発ロードマップについて「MySQLを次世代のデータベースに作り上げようとしている」としたうえで「SAPのニーズを満たせばすべての顧客企業のニーズに対応できる」と述べ、SAPとのパートナーシップを強化し開発を進める考えを示した。

 ミコス氏はMySQLの現状について「インストールベースは500万を越え、年々伸びている」と説明。顧客企業に対してサポートやトレーニング、コンサルティングを提供し、顧客を増加させる考えを強調した。日本の顧客についても「24時間のテクニカルサポートを設置する」と述べ、サポートを強化する考えを示した。アジア諸国へのフォーカスも言及。2004年は日本、さらに2005年には中国、インドでの拡大を目指すと説明した。

 ミコス氏はMySQLの戦略を旅客機の座席を使って説明した。ファーストクラス、ビジネスクラスは高機能ながら高額なOracleやIBM DB2、Microsoft SQL Serverなど。MySQLはエコノミークラスだ。エコノミークラスは低価格ながら座席が窮屈などサービスの限定がある。しかし、到着地や到着時間は同じだ。ミコス氏はMySQLについて「Oracleなどと比較して90%の機能を、10%の価格で提供できる」と説明。データベースの中でも特殊な機能が求められない「コモディティ化された部分を狙う」と述べた。

 (編集局 垣内郁栄)

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