「管理者の作業負担が激減」、ソニックウォールが新製品

2004/6/4

米ソニックウォールが発表した「SonicWALL PRO 5060」

 米ソニックウォールはギガビット対応のセキュリティアプライアンス製品「SonicWALL PRO 5060」を発表した。SonicWALL PROシリーズの最上位モデルとなるPRO 5060は、ファイアウォールやIPSecVPN機能に加え、侵入防止システム(IPS)、コンテンツフィルタリング、アンチウイルスなどの付加機能を搭載できる。SonicWALL PROシリーズで初めてワイヤレスLAN機能も搭載した。1台で既存の有線/無線ネットワークの統合管理が可能で、最大128台の無線LANアクセスポイント(SonicPoint)を管理できる。

 Intel Xeonプロセッサがベース。VoIP、NAT、アドバンスドNATやマルチキャストの機能もオプションで利用できる。今後、マルチレイヤでのディープパケットインスペクション(DPI)を搭載する予定だ。

 SonicOS 2.5と名付けられた新しいOSを搭載し、ISPフェイルオーバー、ロードバランシング、オブジェクト/ポリシーベースマネジメントなどのネットワーク管理機能とセキュリティ機能を提供。

米ソニックウォール ワールドワイドマーケティング上級副社長 ダグラス・ブロケット氏

 米ソニックウォール ワールドワイドマーケティング上級副社長 ダグラス・ブロケット(Douglas Brockett)氏は、「PRO 5060はSonicWALLのコンセプトである『バリュー・イノベーション』を実現した製品だ。価格もリーズナブルで、コストパフォーマンスと操作性に優れている。ネットワーク管理者の作業負担は劇的に軽減されるだろう」と述べて、製品の優位性を述べた。

 SonicWALL PRO5060c(銅配線用)が268万円で、SonicWALL PRO5060f(ファイバ配線用)が298万円。出荷は6月下旬を予定している。

 SonicWALL PRO 5060の価格には、ViewPointレポート、1年間のIntrusion Prevention Service、2000グローバルVPNクライアント、90日間のゲートウェイエンフォースMcAfeeアンチウィルス50ユーザ分、90日間のコンテンツフィルタ機能(スタンダード版)、初年度保守のサービスが標準で含まれる。

(編集局 富嶋典子)

[関連リンク]
ソニックウォール

[関連記事]
1つの筐体に8つのセキュリティ機能、ウォッチガード (@ITNews)
SOHOからキャリアまで、ノキアがアプライアンスを拡充 (@ITNews)
Webセキュリティに必要な第3の技術、チェックポイント (@ITNews)
シスコが首位、国内セキュリティアプライアンス市場 (@ITNews)

情報をお寄せください:



@ITメールマガジン 新着情報やスタッフのコラムがメールで届きます(無料)