CentrinoがIEEE802.11a/b/gに対応、安全性も高まる

2004/8/28

 インテルは無線LANのIEEE802.11a/b/gに対応した新しいモジュール「インテル PRO/Wireless 2915ABG ネットワーク・コネクション」を8月27日に発表した。新モジュールはインテルのノートPC向けプラットフォーム「Centrino モバイル・テクノロジ」に搭載され、出荷される。今後、新モジュールを搭載したノートPCが各PCベンダから発表されるとみられる。

 新モジュールは無線LANの新しい管理ソフト「インテル PROSet/Wireless ソフトウェア バージョン 9.0」に対応する。インテル PROSet/Wireless ソフトウェア バージョン 9.0は無線LANの設定ウィザードを搭載し、セキュリティ機能を自動設定できるツール「インテル スマート・ワイヤレス・ソリューション」を実装。このツールの働きにより、利用できるすべてのアクセスポイントが検出できたり、オフィスや家庭、外出先などさまざまな場所での通信設定が簡単になるという。

 新モジュールはセキュリティ機能も向上した。無線LANの新しいセキュリティ規格、IEEE802.11iに対応し、より安全な通信が可能になったという。暗号化ではWEPのほかにWPAにも対応し、通信の安全性を高める。将来的にWPA2にも対応する。

(編集局 垣内郁栄)

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インテルの発表資料

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