MS副社長に聞く、Officeのアップグレードは必要?

2004/11/9

 米マイクロソフトで「Microsoft Office」や「SharePoint Server」などを担当するインフォメーション ワーカー ビジネス担当グループバイスプレジデントのジェフ・レイクス(Jeff Raikes)氏は、Officeについて「古いインフォメーションワーカーのためのツールは、いまのワークスタイルに合っていない。課題を解決するためには新しいツールを利用しないといけない」と述べ、Officeの継続的なアップグレードが企業の競争力を高めると強調した。

米マイクロソフト インフォメーション ワーカー ビジネス担当グループバイスプレジデントのジェフ・レイクス氏

 Microsoft Officeはアップグレードごとに新機能が追加されるが、定番ツールの「Microsoft Excel」や「Microsoft Word」はすでに基本機能が完成したとして、アップグレードを躊躇(ちゅうちょ)する企業もある。しかし、レイクス氏は従業員の業務環境が劇的に変化していることを訴えてアップグレードの重要性を説明した。レイクス氏は従業員の課題の1つとして送受信する電子メールの量が増大していることを指摘し、「電子メールの送受信量は年間で40%も増えている。明らかにこれまでのOfficeではいまの電子メールのボリュームに対応できない。アップグレードが必要だ」と述べた。

 最新版の「Microsoft Office System」では、グループウェア、ポータルツールの「Office SharePoint Portal Server 2003」などを組み合わせて、グループでOfficeを利用する方法を提案している。また、XMLの対応強化などで企業のビジネスアプリケーションとの連携を特徴としている。レイクス氏はこれらの強化ポイントを説明し、「ExcelやWordなど一見すると基本的な利用しかされていないツールでも、コラボレーションサイトやビジネスアプリケーションとのつながりが重要になる。利用することでビジネスの効率化につなげられる」と述べ、ExcelやWordでもアップグレードがメリットをもたらすことを強調した。レイクス氏はOffice 2003について「以前のリリースと比べて最も成功している。あらゆる規模の企業セグメントで従来製品を上回っている」として好調を説明した。

 レイクス氏はまた、「OpenOffice.org」などオープンソースのツールについて「オープンソースのツールが果たせる役割はごくごく小さい」と指摘したうえで、「そのインフォメーションワークのスタイルは7年前のスタイルに向いている」と述べて、自社製品の有効性を強調した。

(編集局 垣内郁栄)

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