オラクルでLinux向けデータベースが伸びている

2005/1/25

 日本オラクルの代表取締役社長 新宅正明氏は1月24日、Oracleデータベースの2004年のビジネスを振り返り、「やっぱりLinuxが伸びてきた」と述べ、Linux向けデータベースがデータベース全体の中で近く10%(ライセンス数ベース)を占めるようになることを明かした。新宅氏は「オラクルにとってよい風が吹いてきた」とも語り、2005年のビジネスに自信を見せた。

日本オラクルの代表取締役社長 新宅正明氏

 オラクルのLinux向けデータベースを引っ張っているのは「Oracle Real Application Clusters」(RAC)での利用だ。多数のUNIXサーバを統合し、2〜4ノード程度のRAC構成のLinuxで利用するケースが増えた。サーバ統合でハードウェア、メンテナンスのコスト削減を狙う企業が多く、執行役員 クロスインダストリー統括本部長 兼 テクノロジープロダクト統括本部 副統括本部長 三澤智光氏によると、「RACのプラットフォームのシェアではLinuxが最も高い。3割くらいを占めるのではないか」という。

 三澤氏はまた、オラクルのLinux向けデータベースについて「対前年で100%の伸び」と語り、急成長を強調した。

 オラクルは2004年、10万円以下で購入できる「Oracle 10g Standard Edition One」を発売するなど、これまで攻略できなかった中堅・中小企業向けのビジネスを本格化させた。中堅・中小企業の市場で競合するのは、マイクロソフトのデータベース「Microsoft SQL Server」。中堅・中小企業向けのビジネスでもLinux向けデータベースは伸びているようで、三澤氏は「オラクル調べではSQL Serverの年間売り上げは80億円程度。オラクルのLinux向けデータベースは2005年5月期で、その半分はいく」と述べ、ライセンスコストが低額なLinuxを打ち出すことで中堅・中小企業の取り込みを加速させる考えを示した。

(@IT 垣内郁栄)

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