伝票番号入力なしでトラッキングできる、UPS

2005/2/9

 UPSジャパンは2月8日、小口貨物の配達状況を伝票番号を入力しなくてもインターネット上で確認できるオンラインサービス「QUANTUM VIEW MANAGE」の提供を開始した。これまでも、インターネット上で貨物の配達状況を確認できるサービスは存在しているが、伝票番号を入力せずに確認できるのは、同社では初めての試みだ。

UPSジャパン 営業部 eコマース セールス
青木 礼司氏

 UPSジャパン 営業部 eコマース セールス 青木 礼司氏によると、同社のユーザーニーズで最も多いのが「移動中の情報を詳細に知りたい」といったものや、「インターネット上で送り先と情報を共有したい」などだという。また、トラッキングの確認方法も2001年には電話による確認が最も多かったが、2004年にはインターネット経由が60%を超えた。一方で、従来のインターネットによる貨物のトラッキング確認方法は、貨物ごとに伝票番号を入力しなくてはならず、1度に大量の貨物を出荷する荷主の場合、入力作業が大量に発生し、とても効率が悪かったという。

 そこで、UPSジャパンが新たに提供するQUANTUM VIEW MANAGEでは伝票番号ではなく、アカウントナンバーで貨物の状況を閲覧できる。アカウントナンバーとは、荷主があらかじめ登録しておくと、そのアカウントナンバーに関連付けられた貨物を一括して状況把握することができるようになるものだ。例えば、毎日100個の貨物を出荷する企業の場合、それら100個の貨物情報を自分のアカウントナンバーの管理画面上で、一括して把握することができる。

 アカウントナンバー画面上では、配達先や荷物の状況など、80項目の情報から好きな項目を選んでソートすることができるため、自社に合った管理が可能だという。この点について、青木氏は「従来は、運送会社があらかじめ決めた情報だけしか閲覧できなかったが、このカスタマイズ機能を利用することで、より多くの情報を把握できるようになった」と語っている。

 また、配送先企業が配達情報を確認したい場合には、荷主が配達先企業を「ユーザー」としてアカウントナンバーの管理画面上で登録することで可能となる。この機能を利用することにより、貨物ごとの伝票番号なしで荷主、配送先が共に配送状況が確認できるようになる。そのほか、配達完了や貨物の遅れが発生した際にメールで知らせる機能なども追加された。

 青木氏は、「従来は貨物が遅れた場合、配送先企業に対して、荷主の対応が後手後手になってしまうことが多かったが、QUANTUM VIEW MANAGEではメールで即時に状況を把握して事前に配送先企業に知らせることができるようになった。これは大きなメリットだろう」と分析。「当社は従来の小口貨物輸送メインから、サプライチェーンをメインとした企業への転換を徐々に図っていく」と説明した。

(@IT 大津心)

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