「純国産の意地」、日立ソフト+クラスの製造業向けERP

2005/2/17

クラステクノロジー代表取締役 四倉幹夫氏

 日立ソフトウェアエンジニアリング(以下日立ソフト)とクラステクノロジーは2月16日、クラステクノロジーが開発する製造業向け統合管理ソフトウェア「ECObjects」を活用した生産管理製品群の共同開発/展開で業務提携を結んだと発表した。提携の第1弾として、日立ソフトが原価管理モジュールを開発し、クラステクノロジーに提供、そのうえでクラステクノロジーが「ECObjects/CostACC」(仮称)として製品化し、5月に発売する。両社は今回の提携で、独SAPおよび米国製統合業務ソフトウェアに独占されている市場の変革を目指す。

 ECObjectsの特徴は、各部門(CAD、PDM、購買、生産管理)の情報を単一のデータベースで共有し、全体の最適化を図るという構造にある。クラステクノロジーが開発する個々のモジュールは、統合DBの上に構築する「コンポーネント再配置アーキテクチャ」「Customクラスライブラリ」といった“ECObjectsフレームワーク”上に実装されることになる。すでに同社は、技術情報管理製品「ECObjects/TotalBOM」や生産管理製品「ECObjects/QuickCIM」、納期回答・生産座席予約製品「ECObjects/RealRSV」などのモジュールをパッケージ化して販売しているが、今回日立ソフトと提携して開発し、製品を行う原価管理製品「ECObjects/CostACC」も、ECObjectsの1モジュールとして販売することになる。

 「ECObjects/CostACC」の将来的な展開について両社は、会計システムへの連動を視野に入れて「多国籍原価」「多年度原価」「過去遡及」など従来の製造業向け生産管理ソフトウェアでは実現されていない機能の追加を予定している。また、製品のライフサイクル管理や製品データの管理などの設計支援システムとの連動も視野に入れた新たな製品開発も視野に入れている。クラステクノロジーの四倉幹夫(代表取締役)氏は、今回の提携により、「(製造業向け)純国産ERPパッケージの本格的な立ち上げ」を目論(もくろ)む。

(@IT 谷古宇浩司)

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