64ビット版Windowsを5月中旬にリリース、マイクロソフト

2005/2/18

 マイクロソフトの業務執行役員 サーバープラットフォームビジネス本部長 鈴木和洋氏は2月17日、日本AMDのイベントで講演し、「AMD Opteron」「Intel EM64T対応Xeon」をサポートする64ビット版OS「Windows x64 Edition」を国内で5月中旬にリリースする考えを示した。

マイクロソフトの業務執行役員 サーバープラットフォームビジネス本部長 鈴木和洋氏

 Windows x64 Editionは32ビットと64ビットの両方のアプリケーションが稼働するプロセッサであるAMD Opteron、EM64T対応Xeon、EM64T対応Pentiumに対応する。

 マイクロソフトはシステムの規模に合わせてサーバ版で「Windows Server 2003 Datacenter x64 Edition」「同 Enterprise x64 Edition」「同 Standard x64 Edition」の3製品と、クライアント版で「Windows XP Professional x64 Edition」を出荷する。鈴木氏はリリースについて「5月中旬以降から段階的にマーケットに投入する」と述べた。

 マイクロソフトは1月27日にWindows x64の早期評価プログラムを開始。「Windows Server 2003 Enterprise x64 Edition Release Candidate 1 日本語版」と、「Windows XP Professional x64 Edition Release Candidate 1 日本語版」の配布を開始していた。鈴木氏は、Windows x64について「(2007年に登場する予定の)Longhornにつながる1つの試金石で、重要な位置付けにある」と語った。

 日本AMDの代表取締役社長 堺和夫氏は、「AMDがOpteronでフォーカスするエリアではマイクロソフトのサポートが非常に重要になる」と述べたうえで「Windows x64の登場が力強い後押しになる」と語った。

(@IT 垣内郁栄)

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