史上最高のパフォーマンスを10分の1の価格で実現、HP

2005/2/18

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は2月17日、AMDのOpteronプロセッサを搭載した製品のラインアップを拡充すると発表した。従来より日本HPはOpteronプロセッサを搭載したサーバ製品を提供しているが、今回の拡充によって初めて、Opteronプロセッサを搭載した2Wayブレードサーバ「HP ProLiant BL25p/35p」や、同じくOpteronプロセッサを搭載したワークステーション「HP xw9300 Workstation」を発売する。

日本HP パーソナルシステムグループ ワークステーション本部 本部長 井上公夫氏

 日本HPは2005年の1つの方針として、「64ビットコンピューティング環境の普及強化」を挙げ、エンタープライズ市場ではRISCサーバやメインフレームのリプレース提案を中心に64ビット化を推進していく構えだ。同社のx86サーバ出荷台数の半数以上を占める2Uラックマウントサーバ「DL300シリーズ」では、Opteron 250(2.4GHz)/252(2.6GHz)を最大2基搭載できるDL385を発売する。日本HP エンタープライズストレージ・サーバ統括本部 インダストリスタンダードサーバ製品本部 本部長 上原宏氏は、「DL385は、従来のDL380シリーズとほぼ同じ構成となっている。従って、既存ユーザーも簡単に移行できるだろう」と移行の便利さを強調した。

 初めてOpteronプロセッサを搭載したブレードサーバでは、高密度型のBL35pとOpteron 250/252を選択可能なBL25pの2製品が用意された。エンクロージャには、従来と同じ「BladeSystemエンクロージャ」を利用できる点や、同一エンクロージャ内にXeon搭載ブレードサーバが存在していても対応可能な点が特徴だ。1つのエンクロージャには、BL35pの場合には最大16枚まで、BL25pは最大8枚まで収納できる。

 そのほか、今回は同社がシスコシステムズと共同開発したネットワークスイッチブレード「HP BladeSystem p-Class Cisco Gigabit Ethernet スイッチモジュール」も発表された。Cisco Gigabit Ethernet スイッチモジュールは、日本HPのブレードサーバと同じ「BladeSystemエンクロージャ」に格納可能な点が特徴だ。上原氏は、「シスコのスイッチを当社のブレードサーバと同じ筐体内に収納できるため、積載効率が向上する。また、スイッチも当社がサポートするので、ワンストップサポートが可能になる」と説明した。

日本AMD 取締役 吉沢俊介氏
  ワークステーション分野では、同社で初めてOpteronプロセッサを搭載した「HP xw9300 Workstation」が発売される。xw9300の特徴では「標準技術を用いている点」が強調されている。スペックは、Opteron 250/252を最大2基搭載可能なほか、最大16GBのメモリ、1.5TBのSATA II HDDを内蔵できる。最も注目すべきは、複数のグラフィックカードを連携動作させて性能を向上させることが可能な「NVIDIA SLi」(Scalable Link Interface)技術に5月ころ対応させる点だ。これらを受けて、日本HP パーソナルシステムグループ ワークステーション本部 本部長 井上公夫氏は「まさにエントリワークステーションでは、史上最高のパフォーマンスであると自負している。価格も50万円程度から構築可能であり、数千万円する競合ワークステーションと同等性能でありながら、10分の1以下の価格を実現した」と語り、費用対効果に自信を見せた。

 また、日本AMD 取締役 吉沢俊介氏は、「HPとは着実にパートナーシップが進んでいる。同社の64ビット推進活動に全面的に協力していきたい」と語った。

(@IT 大津心)

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日本ヒューレット・パッカード報道発表資料

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