.NET Framework対応、指紋認証開発キット

2005/3/2

 日本セキュアジェネレーションは3月1日、.NET Framework対応の指紋認証用開発キット「FDx SDK For Windows V3.0」を発売すると発表した。「FDx SDK」は同社の指紋認証装置「EyeDオプティマウス/EyeDハムスター」を用いて、アプリケーションソフトに指紋認証を組み込むことが可能な開発キット。今回リリースする「FDx SDK For Windows V3.0」は、.NET対応モジュールを提供することで、直接.NET環境で指紋認証の機能が利用できるようになった。

 「FDx SDK For Windows V3.0」は、従来からあった9段階のセキュリティレベルをさらに細分化し、約200段階の照合スコアによる算出機能を実現した。また、同社の組み込み用指紋認証センサー「FDA02」で作成した指紋データを一緒に用いることで、アクセスコントロールなどのセキュリティシステムとPCアプリケーション間での指紋データの共有も可能となる。

 IDやパスワードといった既存の認証手段に対する信頼性が低下し、指紋認証をはじめとした生体認証によるセキュリティ対策が注目されはじめている。2004年9月には東京三菱銀行が多機能ICカードの導入を発表した。このICカードは本人認証を手のひらの静脈で確認する仕組みとなっている。

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日本セキュアジェネレーション

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