いまどきの慶応大学生はEdyで決済?

2005/3/29

ANA マイレージクラブキャンパスカードのパンフレットモデルにもなっている2004年度準ミス慶應のアリエンティ・サラさん
 全日空空輸株式会社(ANA)と大学生協東京事業連合、NTTドコモ、ビットワレットは3月28日に提携し、大学生を支援する「学生支援プログラム」を共同で展開すると発表した。4月1日より慶應義塾大学の日吉キャンパスと藤沢キャンパスで開始し、2005年度中には関東の26大学・14万人の参加を予定している。

 ANAは学生支援プログラムにあわせて、同社のマイレージカードにEdyを付加した「ANA マイレージクラブキャンパスカード(以下、ANAキャンパスカード)」を提供する。ANAキャンパスカードは、Edyの機能を利用して大学生協での買い物やコピーサービス、食事などで利用できる。また、学外においてもコンビニエンスストアのam/pmをはじめ、BIGECHO、PRONT、羽田空港などでも利用可能だ。ANA代表取締役社長 大橋洋治氏は「利用可能店舗を増やしていき、大学生活のあらゆるシーンで利用できるようにしたい。旅行の予約や自動車免許取得など意外な用途にも利用できる」と説明した。

左から富士ゼロックス専務執行役員 小山眞一氏、NTTドコモ常務取締役 星澤秀郎氏、ANA代表取締役社長 大橋洋治氏、大学生協東京事業連合理事長 朝岡良平氏、ビットワレット代表取締役社長 川合成幸氏、慶応大学環境情報学部教授 村井純氏
  また、NTTドコモのおサイフケータイを持っている学生に対しては、ANAのサイト上で登録するだけでANAキャンパスカードの機能を携帯電話に入れて利用することもできる。NTTドコモ常務取締役 星澤秀郎氏は「おサイフケータイ対応端末は2月21日時点で約216万台に達した。特に大学生においては、携帯電話は必須アイテムであるため、おサイフケータイの活用シーンは多いだろう。当社はおサイフケータイの販促材料としてもANAキャンパスカードに期待している」と述べた。ANAキャンパスカード向けの特別サービスには、学生限定の旅行商品を展開するほか、期間限定で通常1万マイルにつき1万円分のEdyへ交換できるところを5000マイルを3000Edyに交換可能なサービスを提供する。

 今回ANAが提携した大学生協東京事業連合には68大学が会員となっており、まずは4月1日から慶応義塾大学でサービスを開始し、2005年度中には関東の26大学・14万人、2006年度以降には関東地区50大学40万人での利用を目指す。大学生協東京事業連合 理事長 朝岡良平氏は「まずは関東一円の大学で普及させ、将来的には東京以外の全国での利用を目指したい」と抱負を語った。

(@IT 大津心)

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ANA報道発表資料

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