ウイングアーク、帳票出力だけでなく入力もカバー

2005/5/18

ウイングアーク 代表取締役社長 内野弘幸氏
  2004年3月に翼システムから帳票分野の専業ソフトウェアベンダとして独立したウイングアーク テクノロジーズは5月17日、新製品「StraForm-X」(以下、STX)を発表した。STXを利用すると、Webブラウザ上にカンマ区切りや日付入力などの便利な機能を備えた入力フォームを作りこめる。帳票の書式(=フォーム)を設計するクライアントソフト「StraFormデザイナ」と、J2EEサーバ上で動作する「StraFormサーバ基本モジュール」で構成される。

 ウイングアーク 代表取締役社長 内野弘幸氏は「これまで、当社では帳票システムの基本機能であるデータの『出力』や『集計』の部分でソリューションを提供してきた。STXでは、新たにデータの『入力』『保存』『再利用』もサポートする」と述べ、新製品への自信を見せた。

 STXを利用したデータの入力/再利用は次のように行われる。まず、StraFormデザイナで既存のHTMLファイルやWord、Exelなどをフォームとして取り込み、入力フォームをGUIで詳細に設計できる。入力フォームとデータは、StraFormサーバ基本モジュール上に保存されており、エンドユーザーの入力や参照要求に従って、Webブラウザにフォームを表示するという仕組みだ。

給与所得者の保険料控除申請書 兼 給与所得者の配偶者特別控除申告書の入力画面一例
 STXは、入力・参照用のHTMLやデータ保管用のXML、データ変換定義のXSLTを関連付け、データをXMLファイルとして蓄積する。これにより、Webブラウザ上に表示されるフォームの項目名を変更・追加したり、フォームのレイアウトを修正しても、データ構造のプログラムを修正する必要がない。

 ウイングアーク 営業本部マーケティング部マネージャ 谷口功氏は、「企業で活用されている自社の帳票形式は人事部門だけで100種類もあり、全社では300〜500種類にもなると言われている。Javaなどのプログラムを知らない、総務や人事などの業務部門のシステム管理者がSTXを用いることで、容易に帳票の入力データを基幹システムと連携することが可能となり、社内業務の効率化に役立つだろう」と述べた。

 StraFormデザイナは20万円からで、StraFormサーバ基本モジュールは60万円から。販売は6月10日からビジネスパートナーを通じて行う。初年度の年間目標は、販売台数で300台、売上3億円を目指す。

(@IT 富嶋典子)

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