ITエンジニア向け資格テストはより実践的な傾向に

2005/6/2

 日本オラクルが実施するOracleデータベースの技術者認定制度「ORACLE MASTER」の最上級資格「ORACLE MASTER Platinum Oracle9i Database」の資格取得者数が、5月31日時点で100名を突破したと発表された。また、ベンダニュートラルな資格として人気の高い「XMLマスター」は、より実践的な内容に改訂された「XMLマスター V2」の試験が今日から開始された。

 Oracle MASTER Platinum Oracle9i Databaseは、朝9時半から5時半までの2日間の実技試験合格が課される非常に実践的な資格だ。合格者は全世界で255名。そのうちの101名が日本の合格者で、日本の比率の高さが目立つ。日本オラクルで資格試験を担当するオラクルユニバーシティの北之原毅氏は、「個人の資格取得意欲に加え、企業内での資格取得者の人数がシステム受注の条件とされる案件などもあり、SIer自身が社員の資格取得に積極的になっている面がある」と分析する。また、Oracle 10g対応のPlatinumは現在準備中だという。

 XMLマスターV2は、技術仕様の知識を中心に出題が行われていたこれまでのXMLマスター試験の内容を見直し、「XMLマスター:ベーシック」「XMLマスター:プロフェッショナル」ともにXMLの応用力を重視した内容に改訂された。改訂にあたり、XMLマスター取得者を対象にモニター受験を実施した結果、「より実践的だ」という評価を得たという。

[関連リンク]
日本オラクルのニュースリリース
XMLマスターのニュースリリース

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