ストレージ:テープはディスクに置き換えられる運命

2005/6/3

 東京エレクトロンは6月2日、米データドメインのストレージ製品「DD400エンタープライズシリーズ」を6月6日に発売すると発表した。テープに代わる、ディスクバックアップ・リカバリシステムを実現する製品である。長時間のデータ保持をテープ媒体並みの容量単価で可能とし、なおかつ災害復旧用のレプリケーションにおいてもWAN経由でリモート複製ができるのが特徴だ。

東京エレクトロン コンピュータネットワーク事業部 上善良直氏

 バックアップデータを格納するメディアとして、テープからディスクに移行する場合に指摘される問題はコストだろう。データドメインは独自の容量最適化(COS:Capacity Optimized Storage)技術により、バックアップデータを平均で20分の1に圧縮し、容量単価をテープ媒体並みに抑えることに成功した。

 COSのメカニズムそのものは非常にシンプルだ。格納する予定のオブジェクトを「コンポーネント」と「設計図」に分解し、冗長なパーツを削除することで、格納するデータ全体の容量を節約するというもの。このメカニズムは圧縮を繰り返し行うことで、(圧縮)効果を高めることができる。また、ディスクストレージのもう1つの問題である災害復旧対策については、COS技術で転送するデータ量を削減することで、リモートに複製(リプリケーション)が可能となる。従来のようなトラックによるテープ配送が不要となる。これらの技術を活用することで、「結果的にテープレスのバックアップシステムを構築できる」(東京エレクトロン コンピュータネットワーク事業部 上善良直氏)。

 「DD400エンタープライズシリーズ」のバックアップ利用可能容量は15TB〜233TBまで。スループットは時間あたり160GB〜290GBである。

(@IT 谷古宇浩司)

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東京エレクトロンの発表資料

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