デル、サポート体制に問題なしとの姿勢

2005/6/8

デルが個人向けデスクトップPCのデザインを一新するのは3年ぶり

 デルは6月7日、個人向けデスクトップPCの新製品「Dimension5100C」「Dimension9100」「Dimension XPS Gen5」を発表した。同社が個人向けデスクトップPCのデザインを一新するのは3年ぶりとのこと。テレビとオーディオ、パソコンの3つの機能を高速ネットワークに接続した1つの端末で提供する“インテリアの一部としてのパソコン”というメッセージを全面に打ち出し、プロジェクタやプリンタ、テレビなどのデバイスとともに、個人向け市場における存在感をアピールした。

 個人向け市場、特にデジタルホームの実現を促すための戦略商品としてPCを中核に据える同社にとって、問題となるのは製品の性能だけではない。日経ビジネスが毎年行うアフターサービス調査において、4年連続1位を獲得していた同社が2005年は7位に転落した。転落の要因は同誌によると、同社がアフターサービス業務の拡大において設置した中国・大連の「アジア・サービス・センター」の質の低さにあるとしている。

 同社 クライアント製品マーケティング本部 郡信一郎氏は「日本と中国のコールセンターのレベルに上下はない。教育体制についても、中国には日本と同様、ベテラントレーナーを派遣し、万全の体制を整えている」とし、アフター・サービスの質の低下については問題がないという姿勢を示した。なお、日本、中国の拠点ともに、サポートスタッフの人数などは「明らかにしていない」(郡氏)。

(@IT 谷古宇浩司)

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デルの発表資料(1)
デルの発表資料(2)

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