Webフィルタリングの新しい局面、デジタルアーツが提案

2005/6/17

 フィルタリングソフトメーカーのデジタルアーツは6月16日、同社のWebフィルタリング製品をすべてバージョンアップし、一般家庭向けの「クライアントタイプ」と、企業・官公庁向けの「サーバタイプ」の2系統に再構成すると発表した。

デジタルアーツ 取締役開発本部長 高橋則行氏(一番左)

 同社のフィルタリング製品の特徴は、「URLフィルタリング技術とコンテンツフィルタリング技術の欠点を克服し、利点を融合させた点」(取締役開発本部長 高橋則行氏)にあるとする。通常、Webブラウザで有害サイトのフィルタリングを行う場合、目視確認した有害サイトのURL群をデータベース化して該当サイトをブロックする。この場合、URLだけで規制をするため、Webブラウザの閲覧速度には影響しないが、できたばかりのWebサイトを遮断するといった対応速度の観点で問題がある。

 このようなURLフィルタリングの欠点を補う文字や画像タグ、スクリプト言語に直接フィルタリングをかけるコンテンツフィルタリング技術は、できたばかりのブロック該当サイトに対する対応の速度は高まるが、機械処理によるミス(有害サイトではないのにブロックしてしまうなど)の可能性の増大やすべてのページをスクリーニングするために生じるWebブラウザの閲覧速度への影響が避けられなかった。

 デジタルアーツは、ブロック対象の大半を目視確認したURLのフィルタリングで対応し、URLフィルタのデータベースから漏れているものだけをスキャンするというフィルタリングエンジンを開発し、フィルタリングの精度向上と閲覧速度の遅延回避を両立させることを目指す。

 サーバタイプのフィルタリング製品「i-FILTER Ver.6」は、このフィルタリング・エンジンを搭載することで、スパムメールに添付されているような新しいアクセス先や検索エンジンキャッシュなどのイメージ検索のフィルタリングなど、従来のフィルタリングソフトでは難しかった機能を実現している。また、SSL通信のフィルタリング機能も搭載、HTTPS経由のWebメールによる情報漏えい対策も可能となった。

(@IT 谷古宇浩司)

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