インテンシア、生産現場の作業日程を最適化できるツール

2005/6/23

 インテンシア ジャパンは6月22日、製造業における小日程計画を管理する「APP(Advanced Production Planner) 12.8 日本語版」を7月1日より出荷開始すると発表した。APPの英語版は数年前から提供されていたが、日本市場のユーザーから日本語化を要望する声が多数寄せられたため、日本語化の出荷に至ったという。

インテンシア 社長 カマル・シャルマ氏
 インテンシアは、スウェーデンに本社を持つERPベンダ。主力製品であるERPパッケージ「Movex」シリーズは、「ファッション」「食料/飲料」「設備保全」「流通・製造」の4分野に注力し、中堅企業にフォーカスを当てて戦略を展開しているのが特徴だ。

 APPは作業や在庫、生産リソース情報を元に、生産現場における具体的な作業日程や計画をシミュレーションし、意思決定を支援するツールだ。そのほか、作業計画や在庫推移などをグラフィカルに可視化し、正しい状況把握の手助けなども行う。APPはクライアントソフトであるため、単独での利用もできるが、基本的にはMovexとの連携を前提に作られているという。

 シミュレーション機能では、オーダーの優先度や納期などに基づいて自動的に負荷を平準化するほか、前倒し計画や後倒し計画にも対応する。また、Movexと連携することで、資材や生産能力情報を取り入れ、将来的に材料が足りなくなることが判明した場合でも、自動的に最適な作業計画を作り直すことも可能だ。可視化の機能では、作業内容ごとに色分けしたり、作業員ごとに作業計画を出すことができるため、作業現場での効率性の向上に役立っているという。

 インテンシア 社長 カマル・シャルマ氏は、「現在の製造業は、従来よりも短期間で高品質な製品を作らなくてはならなくなっている。そのしわ寄せは製造現場に来ているだろう。特に製造コストの高い日本では顕著だ。APPを導入することにより、生産現場の負荷を軽減できるほか、生産計画を効率的に実行することが可能となる」とコメントした。

 なお、販売目標は今年度は既存のMovex導入顧客を中心に、5社程度を目標にしているという。

(@IT 大津心)

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インテンシア ジャパン

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