openSUSEの初めての成果「SUSE Linux 10.0」発表、ノベル

2005/9/29

米ノベル エグゼクティブ バイスプレジデント&ワールドワイド オペレーションズ プレジデント ロナルド W. ホブセピアン氏

 ノベルは9月28日、「Novell SUSE Linux 10.0 日本語版」(SUSE Linux 10.0)を10月7日に発売すると発表した。SUSE Linux 10.0は、openSUSEプロジェクト(2005年8月に発足)が初めて開発・検証に参加したバージョン。「登録数4500人のコミュニティメンバーの貢献により(SUSE Linux 10.0の)品質は大きく向上した」と米ノベル エグゼクティブ バイスプレジデント&ワールドワイド オペレーションズ プレジデント ロナルド W. ホブセピアン(Ronald W. Hovsepian)氏は述べる。

 openSUSEは、Fedora Projectで成功したレッドハットにならって、ノベルが立ち上げたオープンソースコラボレーションの取り組み。自社のLinux開発の取り組みを開放し、同時に高度な技術力を持つ世界中の開発者を取り込むことで、開発とパッケージングのプロセスを簡素化を狙う。ダウンロード実績は1日に約5000(ホブセピアン氏)。

 Fedora Projectとの大きな違いはディストリビューション・モデルにある。レッドハットはFedoraをダウンロードだけでリリースし、サポートは提供しないが、ノベルはマニュアルと有料サポート付きの小売パッケージで、店頭や販売パートナーを通じて販売する。また、openSUSEでは、コードがプロダクトレベルにまで成熟した段階で、ロックダウンし、同社によって品質保証テストが行われる点もFedora Projectとの相違点だろう。ノベルの代表取締役社長 吉田仁志氏は「openSUSEの開発プロセスはノベルの開発プロセスと直結している」と表現する。

(@IT 谷古宇浩司)

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ノベルの発表資料

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