パフォーマンス20倍のセキュリティアプライアンス

2005/10/5

 マカフィーは10月4日、同社のWebShield製品の後継機となるゲートウェイアプライアンス「McAfee SCM(Secure Content Management)シリーズ」3製品を10月21日より出荷開始すると発表した。HTTPスキャンの速度を、従来比で20倍にまで高速化した点が特徴だ。

マカフィー 代表取締役社長 加藤孝博氏
  SCMは、ウイルスやワーム、トロイの木馬、スパムなどの電子メールベースの脅威や、スパイウェアやフィッシング詐欺、有害サイトなどのWebベースの脅威に対して保護機能を提供するセキュリティアプライアンス製品群。大企業向けのSWG(Secure Web Gateway)とSMG(Secure Messaging Gateway)、中小企業向けのSIG(Secure Internet Gateway)の3製品で構成される。従来、同社では「WebShield」ブランドで展開していた製品を、4年ぶりに大幅バージョンアップを実施したモデルとなる。

 同社は、中小企業では予算的な問題や管理者不足から包括的なアプライアンス製品が求められていると分析。一方、大企業では強力なスパイウェア対策や高いスパム検知率、高いパフォーマンス(特にHTTP)を求めていると分析した。これを受けて、中小企業向けには、電子メールやWebのセキュリティ対策を1つのアプライアンスに集約したSIGを提供し、大企業向けにはパフォーマンスを重視してWebや電子メールセキュリティにそれぞれ特化したアプライアンスを提供することで、それぞれのニーズを満たす戦略だ。

 具体的にSIGでは、ウイルス対策、スパイウェア対策、電子メールコンテンツフィルタリング、Webフィルタリング、フィッシング対策、スパム対策などの機能を搭載した。SWGでは、Webセキュリティ対策としてWebウイルス対策、スパイウェア対策、Webフィルタリング、フィッシング対策機能を、SMGではウイルス対策、電子メールコンテンツフィルタリング、スパム対策、フィッシング対策機能を搭載した。

 HTTPスキャン機能はアルゴリズムを一新することで高速化を実現し、最大200Mbpsで従来比6倍を達成したという。スパイウェア対策機能では、従来は上位にランキングされている200種類のスパイウェアしか対策していなかったが、4700以上のパターンファイルを持つ同社製品「McAfee Anti-Spyware Enterprise」と同等の機能を搭載した。Webフィルタリングでは、600万以上のURLデータベースを持つほか、69種類のカテゴリ+ユーザー定義の10カテゴリで制御できる。スパム対策では、5〜10分ごとにサーバのデータベースを更新。サーバ側は毎分サーバをチェックしているため、ほぼリアルタイムでのパターンファイル更新が可能となり、スパム検知率が60%から95%強に向上したとしている。

 マカフィー 代表取締役社長 加藤孝博氏は、「当社のここ数年の企業買収/売却によって、年々セキュリティに特化した企業へと変ぼうしていっている。日本は世界で4つに分けられた分類の中でも1番の成長率を誇っており、今後も成長を続けたい」とコメント。「従来のWebShieldは、国内で4桁(千台規模)の台数を出荷した実績がある。今後はWebShieldからSCMへシフトチェンジすることで、従来比2倍の売り上げを達成したい」と目標を語った。

(@IT 大津心)

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