これからは、マニア向けSNSを早く開設したもの勝ち?

2005/11/26

 ゴールネットは11月25日、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を手軽に導入できるパッケージソフトウェア「SNS-Pro」を開発し、導入第1号としてモンテールに導入したと発表した。通常3〜4カ月、数千万円かかるところを、最短2週間、700万円程度で導入できる点が特徴だ。

ゴールネット 代表取締役社長 杉山剛太氏
 SNS-Proは、ゴールネットとエグゼコミュニケーションズが共同開発したSNSのパッケージソフト。ゴールネットは、自社でSNSサイト「ジネコ」を開設・運営しており、そのノウハウをパッケージソフトに取り入れた点や、迅速に導入でき、さらに初心者ユーザーでも使いやすいように機能を絞って提供している点が特徴だ。ゴールネット 代表取締役社長 杉山剛太氏は、「自社でもSNSサイトを運営しているため、さまざまな運用ノウハウを蓄積している。そのノウハウをインターフェイスや機能面に取り入れているため、初心者にも使いやすくなっている」と自信を見せた。

 SNS-Proはソフトウェアのみで598万円で、約100万円のハードウェアを購入すれば数万人規模に耐え得るSNSサイトを構築できる点が特徴だという。パッケージには、SNSに必要な基本的な機能を搭載しており、ユーザーの要望次第で機能を追加することもできる。モンテールのSNSサイト「スイーツ探検隊」のケースでも、9月13日にプロジェクトがスタートしてから、デザイン選定やサイト名、サーバ手配、SNSの使い方などの決定期間を含めて、9月25日には事前会員の募集を開始。実質2週間程度でサイト開設に至ったとした。

 杉山氏は、2005年10月に総務省が発表した数値を例に出し、SNSの参加者は延べ399万人で、2007年3月末には延べ約1042万人、アクティブユーザー約751万人まで増加すると説明。「一般的なSNSは、今後すでに130万人を超えているmixiのような人気SNSに一極集中していき、現在百数十あるSNSサイトはかなり淘汰されるだろう。今後は、ある特定の趣味や分野に特化したSNSをより早く構築し、先行メリットを享受したSNSのみが生き残っていく」(杉山氏)と予測。迅速にSNSサイトを構築できるSNS-Proの強みを強調した。

 モンテールのケースでは、事前登録の段階では同社のメールマガジン登録者580名にメールを送信し、その内の98人が登録。モンテールやゴールネットの社員3名を合わせた101人がコアユーザーとなり、その後の会員を増やしていったという。第2段階では、モンテールの商品を繰り返し購入しているファンユーザー540名が登録した。杉山氏は、「SNSは、コアユーザーを最初の1カ月で何人集められるかが肝となる。モンテールのケースでは、既存のファンユーザーやメルマガユーザーというモンテールが好きなユーザーがすでに居たので、スムーズに会員増に繋がった」と分析した。

モンテール 取締役総務部長兼経営企画室長 鈴木智也氏
 モンテール 取締役総務部長兼経営企画室長 鈴木智也氏は、「当社でも、Webサイトやブログから情報発信しているが、これらはどうしても『法人対個人』のコミュニケーションにしかならない。その点、SNSでは『個人対個人』のコミュニケーションが可能だ。当社からユーザーに対して直接情報発信できるわけではないが、SNSユーザーを対象としたアンケートやイベントを実施し、マーケティングに役立てていきたい」と語り、SNS導入の理由を説明した。

 スイーツ探検隊は、2005年11月18日時点で会員641名、1人当たりの1日のPVが40〜50PV、15サークルだが、これを2006年4月30日までに、会員数3000人、1人当たりの1日のPVを50〜60PV、サークル数を50まで増やすという目標を示している。

 杉山氏はSNS-Proの今後の展開として、2005年内にプロスポーツチームや芸能プロダクションなど、ファンを囲い込みたいユーザーを中心に販売を予定。「2006年には、書籍書評サイトや電鉄系サイト、食品メーカーも視野に入れ、1年間に15社を手掛けたい」(杉山氏)との目標を明らかにした。

(@IT 大津心)

[関連リンク]
ゴールネット
モンテール「スイーツ探検隊」

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