インテルのデュアルコアプロセッサを搭載したiMac登場

2006/1/12

米アップルコンピュータ CEO スティーブ・ジョブズ氏(左)と米インテルのCEO ポール・オッテリーニ氏(右)

 アップルコンピュータは1月11日、インテルのデュアルコアプロセッサ「Core Duo プロセッサ」を搭載した新しい液晶一体型PC「iMac」とノートPC「MacBook Pro」を発表した。MacWorld San Francisco 2006の基調講演で同社CEO スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)氏が紹介した。

 インテル製プロセッサを搭載したiMacの性能は「従来機種と比べて2〜3倍速い」(ジョブズ氏)。ディスプレイ上部に「iSight」カメラを搭載し、リモコン(Apple Remote)でiMacを操作できる「Front Row」機能を組み込み、iPhotoやiMovie HD、iDVD、GarageBand、iWebといったソフトウェアをパッケージした「iLife 06」が付属している。価格は15万9800円。iLife 06から新たに追加されたiWebは、直感的な操作でWebサイトを作成し、Web上に公開できるツール。Power PC用アプリケーションが動作する「Rosetta」という機能も搭載され、アプリケーションの互換性も確保している。

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 ハイエンドノートPCのブランド名はPowerBookからMacBook Proへと改称した。性能は従来機種と比較して「4〜5倍速い」(ジョブズ氏)。PowerBookと比べて67%明るく、アップルのCinema Displayと同等の明るさを持つ15インチのディスプレイを搭載している。特許出願中のマグネット着脱式電源コネクタ「MagSafe」を装備し、ケーブルを引っかけてPCを壊さないようにするという細かい配慮も施している。

 基調講演には米インテルのCEO ポール・オッテリーニ(Paul S. Otellini)氏が「バニーメン」の格好で登場、祝辞を述べた。

(@IT 谷古宇浩司)

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