これでフィッシングも怖くない? 個人向けフィッシング対策ソフト

2006/5/13

 セキュアブレインは5月11日、フィッシング詐欺やワンクリック詐欺の脅威からユーザーを守るセキュリティ対策ソフト「Internet SagiWall」を7月7日より、ダウンロード販売を開始すると発表した。フィッシング詐欺などのオンライン詐欺対策に特化したコンシューマ向けの製品は国内初だという。

セキュアブレイン 代表取締役社長兼CEO 成田明彦氏
 Internet SagiWallは、Webブラウザにインストールして利用するツールバー形式のセキュリティ対策ソフト。従来のフィッシング詐欺対策ソフトでは、ブラックリスト/ホワイトリストを用いてフィッシング詐欺サイトを判別していたが、Internet SagiWallは独自のヒューリスティック技術を利用して、訪問サイトの真偽を確かめる。セキュアブレイン 取締役 テクニカルディレクター 田島久行氏は、「過去に利用された手口については100%の検知率で判別可能だ。新しい手口についても随時アップデートして対応していくので、およそ99.9%の確立でフィッシング詐欺サイトを判別できるだろう」と判定率の高さに自信を見せた。

 同社のヒューリスティック技術は、訪問先のWebサイトが危険であるかどうかを「URL情報」「HTMLの内容」「Javaスクリプトの内容」「リンク情報」「サイトそのものの情報」などを組み合わせて総合的に判断するという。

 同社ではこのヒューリスティック技術の精度を向上させるために、米国のフィッシング対策ワーキンググループ「Anti-Phishing Working Group(APWG)」からフィッシング詐欺を目的としたメールやWebサイトの情報を5万件以上収集し、実際の事例を元に検知技術を向上させたという。また、誤検知率を低下させるために、100万件以上の無害な一般のWebサイトの閲覧テストを実施し、誤検知がないことを確認したという。

 実際にInternet SagiWallをWebブラウザにインストールすると、Webサイトにアクセスするごとに真偽を確認。本物のWebサイトである場合には緑色の表示を出し、フィッシング詐欺サイトであると判断した場合には赤い表示を出したうえ、さらに警告文をWebブラウザ上に表示してユーザーの警戒を促す。対応OSはWindows XP/2000/98SE/ME、対応ブラウザはInternet Explorer 6以降のみ。7月7日の発売日から1年間で2万5000本の売り上げを目指す。

 セキュアブレイン 代表取締役社長兼CEO 成田明彦氏は、「フィッシング詐欺サイトは、数時間で閉鎖しては新しく開設することを繰り返している。従って、従来のブラックリスト/ホワイトリスト方式では十分な対応が難しい。当社のヒューリスティック技術であれば、リストに頼らず総合的に判断するので、既知の手口であれば100%検出可能だ。新しい手口についても随時エンジンをアップデートして対応していく。個人ユーザーは被害に遭わないためにも、ぜひ導入してほしい」とコメントした。

(@IT 大津心)

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