サイボウズ、新会社法などに対応したワークフローシステム

2006/6/6

 サイボウズは6月5日、内部統制の構築を支援するワークフローシステム「サイボウズ ワークフロー for ガルーン2」の販売を開始すると発表した。同社は5月1日から施行されている「新会社法」や、2008年4月1日以降に開始する事業年度から適用される予定の「日本版SOX法」への対応をうたっている。

「サイボウズ ワークフロー for ガルーン2」の画面イメージ。(クリックで拡大)

 サイボウズ ワークフローは、内部統制の構築を支援するためのワークフローシステム。同社の中規模〜大規模企業向けグループウェア「ガルーン2」上で動作し、内部統制における業務フローの可視化を支援する。高度な技術や知識を必要とせず、フィールドの定義やフォームの作成、申請書類の申請経路の設定などが、すべてWebブラウザ上のマウス操作だけで行える点が特徴だ。

 従来、ワークフロー機能はガルーン2のオプションとして位置付けられていたが、今回は機能を大幅に拡張し、単体製品として位置付けて販売される。同社は目標に「2007年1月末までに新たに1万ライセンス販売すること」を挙げた。

 具体的には、「差し戻し」「経路分岐」「経路変更」「経路自動選択」「アクセス権/運用管理者設定」「サンプルフォーム」「携帯電話から利用できる」などの各種機能を備えた。差し戻し機能では、処理が上長に回ってきたとき、承認したり却下したりする選択肢の1つとして差し戻しできる機能を追加した。経路分岐は、例えば「50万円以下の購入申請の場合は経理部長決済。50万円以上の場合はさらに社長決済が必要」などの条件によって自動的に経路を分岐する機能。経路変更は、指定された担当者が経路を変更できる機能。例えば、処理を割り振る担当者が存在し、その者が札幌で処理する申請と大阪で処理する申請を判断・割り振って経路を変更できるという機能だ。

 経路自動選択は、申請者の所属に合わせて、経路が自動的に選択される機能。例えば、あらかじめ組織図/役割図を登録しておくことで、申請者に合わせて、その承認が自動的にその上長に割り振られるというものだ。アクセス権/運用管理者設定は、ユーザーや組織、ロールを対象に申請フォームのへのアクセス権と運用管理者を設定できる機能。サンプルフォームは、あらかじめサイボウズが交通費精算書や通勤費申請書など、一般的な申請書類24種類のサンプルを用意しておいた。

 携帯電話から利用できる機能は、出張先などからでも携帯電話を使って承認などを行える機能。現在はまだリリースされておらず、8月ころから提供を開始する予定だ。サイボウズは「携帯電話から利用できる機能はまだ他社から提供されていない、当社独自の機能となる」と説明した。

 サイボウズ ワークフローの発売に合わせて、計50カ所以上の改善を行った最新版の「サイボウズ ガルーン 2.1」も6月5日より販売を開始する。同社担当者は、「今回のワークフローは、新会社法などで必要な内部統制のワークフロー構築を支援する。今後は、こういったガルーン上で動作するアプリケーションを追加していき、日本版SOX法などへにも対応していきたい」と語った。

(@IT 大津心)

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サイボウズ ワークフロー

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