「捨てる文化」あります? シマンテックがデータ保管でコンサル

2006/6/23

 シマンテックは6月22日、企業がストレージに保存しているデータの保管状況やストレージの利用状況をストレージ管理ツールとヒアリングによって評価し、効率的なデータ保管を提案するコンサルティングサービス「Symantec Stored Content Review サービス」の提供を開始したと発表した。自社で提供、販売する。コンサルティングサービスを強化することで、製品販売やシステム構築中心のパートナー企業を刺激したいとの考えもあるようだ。

シマンテックのストラテジー&ソリューション マーケティング部 部長 富樫明氏

 新サービスは同社が3月に発表した日本版SOX法対応支援サービス「ITリスク アセスメント サービス」の1メニュー。ストレージ内のデータの洗い出しや保管状況の把握を行い、保護ポリシーの策定やインフラ整備など次のビジネスにつなげることをシマンテックは狙っている。同社のストラテジー&ソリューション マーケティング部 部長 富樫明氏は、「日本版SOX法対応のIT統制では、ITインフラ側は特別に新しいことをするのではなく、これまで対応できていなかったところにしっかり対応することが重要」と話した。

 Symantec Stored Content Review サービスは、ストレージのリソース管理を行う「VERITAS CommandCentral Storage」「VERITAS Storage Exec」を使って、ストレージ内データの保管状況を調査。加えて、担当者へのヒアリングで業務における各データの重要性を把握する。最短1カ月程度の期間でレポートを提出。ストレージの使用状況分析や、どのデータに対して、誰からアクセスが多いなどのトレンド分析、ストレージ利用の今後の予測、現状の問題点と改善点を示す。結果を基にデータの最適配置や管理が可能になるという。価格は300万円から。

 シマンテックのコンサルティングサービス本部 ビジネス推進部 シニアマネージャー 根元良一氏によると、ストレージに保存されているデータのうち、データ消失によって基幹業務が止まるようなミッションクリティカルなデータは15%。部門内に影響があるデータは20%を占めるという。個人利用のデータは25%、そして複製データがあるような消失しても影響がないデータは40%ある。

 根元氏は「ストレージ内の約半分近いデータが重要でない。それが重要なデータと同じストレージに入っているのが問題だ。重要なデータが本来のストレージに配置されていない」と語った。「日本企業にはデータを捨てる文化がない。捨てるデータを誰が決定するかも決まっていない」として、データ管理に対するポリシー策定の重要性を指摘した。

(@IT 垣内郁栄)

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シマンテックの発表資料

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