上司にBCCしないメールはブロック、HDEがフィルタリング製品

2006/6/27

 ホライズン・デジタル・エンタープライズ(HDE)は6月26日、電子メールフィルタリング、アーカイビング製品の新バージョン「HDE Mail Filter 3」を発表した。社内から外部に送信されるBCCの電子メールをフィルタリングできるようにしたのが新機能の1つ。外部に送信する添付ファイル付き電子メールは上司が必ずチェックするような運用が可能になる。

「HDE Mail Filter 3」のフィルタリングルール設定画面(クリックで拡大します)

 HDE Mail Filter 3のフィルタリング機能はあらかじめ設定したキーワードなどのルールによって、送受信される電子メールを「保留」「削除」「そのまま送信」などの処理が可能。ユーザーをグループ分けして、グループごとにルールを適用できる。オプションの購入でMicrosoft OfficeやPDF形式のファイルや圧縮されたファイルの検査も可能になる。

 新バージョンでは、BCCで送信される電子メールをフィルタリング対象にする機能を追加した。企業によっては社内から発信する添付付き電子メールはすべて上司にBCCを行って、チェックする運用を行っているケースがある。しかし、BCCは電子メールヘッダに記載されないため、従来のバージョンではフィルタリングができず、CCとして送信する必要があった。だが、CCでは送信先に上司の電子メールアドレスが知られてしまうという問題があった。

 新機能では電子メールの送信先(Envelope To)に記されている電子メールアドレスのうち、宛先(To)にもCCにも記載されていない電子メールアドレスをBCCと判断し、フィルタリングの対象にする。新バージョンによって、社外に送信する添付電子メールで、上司にBCCもしくはCCしていない電子メールは、送信をブロックするなどの運用が可能になる。

 HDE Mail Filter 3にはサーバ上の電子メールを長期に保存するアーカイブ機能もある。新バージョンでは、電子メールのハッシュ値を取得することでアーカイブしてある電子メールが改ざんされていないことを証明する新機能を搭載。訴訟などにおける電子メールの証拠能力を向上させるという。また、アーカイブしてある大量の電子メールから、目的の電子メールを探し出す全文検索のインデックス作成エンジンを、従来のNamazuから、データ変換研究所が開発した「Mail Cyclope」に移行し、2〜5倍の高速化を図った。

 インデックス作成を高速化したのは、アーカイブサーバの複数台構成や串刺し検索を可能にする大規模システム向けの「HDE Mail Filter 3 Enterprise Edition」と、大規模なアーカイブ機能に特化した「HDE Mail Filter 3 EX-Archive Edition」。製品ラインアップにはほかに、中規模システムでの電子メールフィルタリング、アーカイブが可能な「HDE Mail Filter 3 Professional Edition」と、アーカイブ特化製品の「HDE Mail Filter 3 Archive Edition」がある。Professional Edition、Archive Editionは7月25日発売。Enterprise Edition、EX-Archive Editionは9月19日発売。

 価格はEnterprise Editionの25ユーザー版が47万2500円から。5000ユーザーの場合は756万円となる。Professional Editionの場合は25ユーザー版が31万5000円。5000ユーザーで504万円など。ほかに年間保守料金がかかる。

(@IT 垣内郁栄)

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ホライズン・デジタル・エンタープライズの発表資料

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