24時間セミナーも検討、Mozilla Japanがエンジニア支援計画

2006/9/29

 Mozilla Japan 代表理事 瀧田佐登子氏は9月27日、「THE NEW CONTEXT CONFERENCE 2006」で講演し、学生向けセミナーなどMozilla JapanがITエンジニア支援計画を検討していることを明らかにした。

Mozilla Japan 代表理事 瀧田佐登子氏

 Mozilla Projectのコアスタッフは全世界で60名ほど。対して、6000万人以上のユーザーがMozilla FirefoxやThunderbirdといったソフトウェアを利用しており、相対的なスタッフ数は少ない。スタッフ数が少ないという現状に対し瀧田氏は「6000万人以上のユーザーをなかなか支えきれない」と話す一方、「その代わりに支援してくれる人たちがたくさんいる」と語る。Mozilla Projectには、開発エンジニアやリリースエンジニア、ライセンス管理、ユーザーなどのカテゴリで支援者が参加しているという。

 瀧田氏は、オープンソースに限らない一般的な開発エンジニアについても触れ、「どこの企業でも開発エンジニアが減ってきている」と説明。「大学や文部科学省とITスペシャリストの育成について話す機会があるが、プログラマをどう育成するか、どうモチベーションを高めるのかが課題となっている」と話す。

 瀧田氏は「学生がいきなりMozillaの開発プロジェクトに参加するのは難しい。まずは学びながらコミュニティに参加してもらいたい」と話す。Mozilla Japanは、学生を対象にした論文コンテストへの協賛をはじめ、大学生向けにFireFoxの拡張機能コンテストなどを企画している。また小学生や中学生、高校生を対象に、それぞれの能力に合わせてFirefoxをカスタマイズするセミナーを開きたいとしている。

 Mozilla Japanではまた、世界のITエンジニアの交流の場として、24時間のセミナーを考えている。「日本でカンファレンスを開催しようと思ったが、予算などの都合で難しい。それならば日本、ヨーロッパ、アメリカの3拠点を中継しようじゃないかと」と瀧田氏。現在、セミナーの企画や同時通訳などの協力者を広く募集している。「応募資格は体力がある人」(瀧田氏)

(@IT 千葉大輔)

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