XML-EDIオールインワン製品発売、導入コストは3分の1、ウル

2006/10/19

 ウルシステムズは10月18日、「XML-EDIオールインワン製品」を12月に販売すると発表した。自社開発したXML-EDIソフトウェア「UMLaut/J-XML」に、サーバ(OSも含む)とデータベース、ebXML通信ソフトウェアを統合した。1台に全部のソフトウェアがインストールされているワンボックスタイプ(2CPU)が850万円から。今後3年間で大手小売業など100社以上への導入を目指す。

 データベースはサイベース製、OSはサン・マイクロシステムズのSolaris 10、サーバのハードウェアもサン製である。ハードウェアは、2CPU、メモリ4GB、500GBの内蔵ディスクというのが標準仕様だ。

 同社によると、従来、XML-EDI製品を調達するには、ハードウェアとデータベース、通信ソフトウェアを別途購入しなければならなかった。当然、インストールやチューニングなど導入までに煩雑(はんざつ)な作業が発生する。このことがXML-EDI製品導入の障壁になっていたと同社は指摘する。このような課題を解決するため、必要なコンポーネントをまとめてパッケージ化した。コストおよび、導入期間は3分の1にまで短縮されると同社は自信をみせる。

 経済産業省の流通システム標準化事業と、日本チェーンストア協会(JCA)、日本スーパーマーケット協会は、次世代EDIの標準化を検討している。現在主流の通信制御手段であるJCA手順からの切り替えを促す方針である。

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ウルシステムズ

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