同社が弱いエンタープライズ分野をパートナー制度でカバー

ジャストシステム、IBMが認めたXML技術で世界市場に殴りこみ!!

2006/11/09

 ジャストシステムは11月9日、XMLドキュメント作成・編集テクノロジである「xfy technology」(以下、xfy)に関する積極的なビジネス活動を推進するため、国内外における専任のセールス部門とマーケティング部門で構成する「xfyエンタープライズ事業本部」を同社内に新設し、「xfyパートナープログラム」を開始すると発表した。同社代表取締役社長 浮川和宣氏は、「xfyはIBMやオラクルに認められた高度な技術だ。xfyをもって世界市場へ進出したい。また、エンタープライズ市場にも進出することになる」と意気込みを語った。

浮川氏写真 世界進出に向けて熱い思いを語るジャストシステム 代表取締役社長 浮川和宣氏

 同社によると、現在エンタープライズ製品を中心にXML連携が重視されており、データベースやWebアプリケーションサーバ、ERP、SFA/CRMなどあらゆるジャンルの製品がXMLに対応しているという。「特に欧州ではXML技術の導入が盛んで、次にワールドワイド企業の多い北米が続く。欧米に比べると日本はまだまだだ」(浮川氏)と分析した。

 一方で、異なるタイプのXMLを組み合わせたい場合にはデータ変換ツールで別のXMLに変換する必要があったり、バージョンの異なるXMLを同時に扱いたい場合にはそれぞれ別のアプリケーションを用意しなければならなかったりと、XML技術の参入障壁が高いのも事実。同社では、それらの問題を解決するためにxfyを開発した。

 xfyはXMLを情報として活用するフレームワークで、XMLの作成、使用、管理、配布、共有をサポートとし、ほかのシステムやWebサービスの情報活用や、XMLDBの活用に最適だとした。具体的にxfyを利用することで、異なるタイプのXMLを組み合わせて使ったり、バージョンの異なるXMLを同時に利用することが可能となるほか、XMLDBを使いたい場合にも有効だという。

 ジャストシステムは、xfyのビジネス活動活性化を目的として10月1日に「xfyエンタープライズ事業本部」を新設し、本部長にはコグノスやシービヨンドの日本法人社長を務めた田上一巳氏が就任した。その後、米IBMと日本企業として初めて包括的な協業契約を締結したほか、日本オラクルとも戦略的な協業を発表した。

 具体的には、米国カリフォルニア州パロアルトにオフィスを開設したほか、カナダのバンクーバーや英国ロンドンにも拠点を開設。今後も米国東海岸やドイツ周辺にも拠点を拡大する予定だとし、「まず日本を含めて、xfyエンタープライズ事業本部が100名程度までは日本、欧州、北米を3分の1ずつ配分する。その後、向こう3年間で500名程度にまで拡大するつもりだが、その際の配分はまだ未定だ」と説明した。

 xfyパートナープログラムは、システムインテグレータを中心にパートナービジネスを展開予定。現在、北米12社、欧州14社と契約済みで、日本では14社と合意しており、116社と折衝中だ。パートナーのカテゴリは、xfyのライセンス拡販を目的とした「xfyソリューションパートナー」、xfy導入時のコンサルティングを主に行う「xfyコンサルティングパートナー」、xfyのパートナー向けにトレーニングを主に行う「xfy教育パートナー」の3種類に分類される。

 浮川氏は、「当社はまだエンタープライズ市場では十分な経験がないのは事実だ。この弱点を補う意味でもパートナー企業には手助けしてもらいたいと思っている。米IBMやオラクルの技術陣が認めたXML技術を世界中に売っていきたい」とコメントした。

(@IT 大津心)

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