第1弾はXeon DPとCore 2 Extreme

マルチコア化急ぐインテル、クアッドコア・プロセッサを投入

2006/11/15

 インテルは11月15日、クアッドコアプロセッサの量産出荷を開始したと発表した。新製品はサーバ向けの「クアッドコア インテルXeonプロセッサー5300番台」(開発コード名:Cleverton)とデスクトップ向けの「インテルCore 2 ExtremeプロセッサーQX6700」(開発コード名:Kentsfield)。いずれもデュアルコア版が投入されてから数カ月という短期間での提供開始となった。

 Xeon 5300番台はサーバ用のボリュームゾーンを形成するDP(最大で2プロセッサ構成が可能)プラットフォーム製品。6月にデュアルコアのXeon 5100番台(開発コード名:Woodcrest)が発表されたが、両者は並行して2007年を通じて供給される。

intel01.jpg サーバ向けプロセッサのロードマップ(クリックで拡大)

 一方、Core 2 Extreme QX6700は、同社が「エクストリームセグメント」と呼ぶパワーユーザーを対象としたデスクトップ向け製品。このセグメントでは7月にデュアルプロセッサ版の「Core 2 Duo Extreme X6800」が発表されている。

 Xeon 5300番台とCore 2 Extreme QX6700は、いずれも2個のデュアルコアプロセッサを1つのパッケージに封入してつくられたことにより、早期の市場投入が可能となった。同社は今年中にデスクトップのメインストリームをターゲットとした「Core 2 Duo」でもクアッドコア製品の投入を予定。さらにサーバのUP(単一プロセッサ構成のみをサポート)プラットフォームでは2007年初めにクアッドコアのプロセッサを発表するという。

intel02.jpg デスクトップ向けプロセッサのロードマップ(クリックで拡大)

 インテル マーケティング本部 本部長 阿部剛士氏によると、同社のデュアルコアプロセッサは11月15日までに600万個出荷されたという。「インテルは今年マルチコアにコミットし、デュアルコアで出荷実績を残した。Xeon 5300番台については、2007年第2四半期末でDPプロセッサ出荷の40%を占めるようになることを期待している」(阿部氏)。

 Xeon 5300番台はシングルコアのXeon 3.60GHzに比べて性能は4.5倍以上。消費電力当たり性能は4倍以上となった。Core 2 Extreme QX6700はCore 2 Extreme X6800比で性能が70%アップした。

 新クアッドコアプロセッサは既存のデュアルコアプロセッサとソケット互換でチップセットも共通であるため、ハードウェアベンダは理論上、即座に既存の自社製品へ組み込むことが可能。

intel03.jpg 7社がXeon 5300番台搭載サーバを提供

 サーバでは、日立製作所が同日に「BladeSymphony」でXeon 5300番台を搭載したサーバモジュールの販売開始を発表。デルも「PowerEdge」でXeon 5300番台搭載モデルを同日に販売開始した。日本HPは「HP ProLiant DL380 Generation 5」での採用を11月中に発表する。東芝は「MAGNIA 3000R」で、富士通は「Primergy RX300 S3」での採用を今年中に発表予定。日本IBMとNECは、販売時期は未定ながらXeon 5300番台搭載製品の開発意向を表明した。

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(@IT 三木泉)

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