メールのタグ付けに対応

Thunderbird 2(ベータ2)を試してみた

2007/01/26

 「使い始めると、いままで機能が搭載されていなかったのが不自然なくらい」。オープンソースの電子メールクライアント「Mozilla Thunderbird 2」に搭載されたメールの「戻る」「進む」ボタンや、タグ機能を使ってそう思った。メールを複数フォルダに分けて管理しているユーザーは生産性向上につなげられるだろう。

 Mozilla Foundationが1月23日に公開したThunderbird 2のベータ2を使ってみた。ベータ2はWebサイトで公開されていて、英語版、日本語版のほか、各国版が用意されている。正式版リリースは2007年第1四半期を予定している。

mozilla01.jpg Mozilla Thunderbird 2のベータ2

メールの「戻る」「進む」を可能に

mozilla02.jpg 「戻る」「進む」ボタン

 電子メールの履歴を「戻る」「進む」機能はメニューの[移動]から選択できる。だが、もっと“気分を出したい”というユーザーはメニューをカスタマイズして「戻る」「進む」ボタンをメニューに追加するのがいいだろう。ボタンの追加はメニューの[表示]から[ツールバー]を選び「カスタマイズ」をクリックする。追加したい機能をThunderbirdのインターフェイスにドラッグ&ドロップすればオーケーだ。ボタンの矢印をクリックすればメールの履歴一覧を表示させることができる。

mozilla03.jpg Webブラウザ同様にメールの履歴を表示することもできる
mozilla04.jpg 「戻る」「進む」ボタンは[カスタマイズ]で追加する

タグ機能がメール管理を楽にする

 複数のテーマの電子メールを受け取るユーザーは、新しく追加されたタグ機能が有効だろう。タグ機能はこれまでのラベル機能に置き換わる機能。メールごとに「重要」「仕事」などのタグを付けられる。これだけではラベル機能と同じだが、Thunderbird 2のタグ機能は、1つのメールに対して複数のタグを付けられる。標準では「重要」「仕事」「プライベート」「To Do」「後で」の5つのタグを用意しているが、ユーザーが新しいタグを追加することもできる。

mozilla05.jpg タグ機能。ユーザー独自のタグを設定することができる。1つのメールに複数のタグを付けることも可能

 タグ機能はThunderbird 1.5からある「検索フォルダ」機能と組み合わせると、より便利になる。検索フォルダ機能は、複数の検索条件に合致するメールをリアルタイムに特定のフォルダに格納する機能。検索はメニューの[編集]から[検索]「メッセージを検索」で行うことができる。「メッセージを検索」機能は新たにタグを検索条件に設定できるようになった。検索条件でタグを指定し、検索フォルダを設定しておけば、タグを付けるだけで受信した電子メールを検索フォルダに入れることができる。

mozilla06.jpg 「メッセージを検索」の機能。タグを検索条件に指定できる。ただベータ2のプルダウンではタグを「キーワード」と表記

タグ+検索フォルダ

 検索フォルダは仮想的なフォルダで、電子メールの実体は元のフォルダに残っている。1つのメールを複数の検索フォルダに保存することも可能だ。すぐに返事をしないといけない(例えば“To Do”タグを付ける)が、長期保存も必要(“アーカイブ”タグ)など、いくつかの性格を併せ持つメールを管理する際に便利だろう。

 インターフェイスの左ペインを切り替えることができるようにしたのも新バージョンの特徴だ。通常はすべてのアカウントのフォルダが表示されているが、この表示を「未読フォルダ」「お気に入りフォルダ」「最近使ったフォルダ」に切り替えることができる。また、未読メールがあるフォルダにマウスをもっていくと、メールのタイトルと差出人、内容の一部がポップアップ表示する機能も搭載。重要度の高いメールに1クリックでスターマークを付けられる機能も付けた。

(@IT 垣内郁栄)

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