動画にテロップ
SNS＋動画共有、アッカが新コミュニティ開設
2007/01/30
アッカ・ネットワークスは1月30日、SNSと動画共有を組み合わせた新しいコミュニティサービス「zoome」（ズーミー）を開始したと発表した。アッカはISPなどにADSLの卸販売を行っている通信企業だが、「一般企業でもSNSと動画を組み合わせるソリューションが求められている」（同社 代表取締役社長 坂田好男氏）との判断から、企業向けサービスを計画中。その前段階としてノウハウを蓄積する目的もあり、個人間のサービスであるzoomeを始めた。
「zoome」のマイページzoomeはアッカの会員以外も使えるサービス。SNSの機能はあるが招待制でなく誰でも利用できる。友達の登録やブログなどSNSの基本的な機能に加えて、動画を投稿でき、ほかのユーザーと共有できるのが特徴。動画が掲載されるのは自己を紹介する「マイページ」。動画にはテロップを付けるなど簡単な装飾機能がある。アクセス制御機能があり、動画を見せるユーザーを設定できる。動画はFlashベース。
ミュージシャンなどの専門家が登場し、特定のテーマについてユーザーに投稿を呼びかける「ナビチャンネル」も設けた。集まった動画を専門家が批評したり、別のユーザーが採点するなどの双方向のコミュニケーションが取れるという。ナビチャンネルの動画はハイビジョン画質での再生が可能な圧縮規格「H.264」で配信する。ナビチャンネルは企業からの広告出稿やスポンサーシップを受け付け、zoomeの収益源とする。
アッカは企業向けの動画配信プラットフォームの提供を3月に始める計画。zoomeでノウハウを蓄積し、SNSや動画配信をビジネスに活かしたいと考える企業への提案力を強化する。zoomeは2007年度中に月50万ユニークユーザーを目指す。携帯電話での動画再生、動画投稿も計画している。
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