MNP制度開始約4カ月後、キャリア選択の理由は?

エリアのドコモ、料金ソフトバンク、イメージと端末のau

2007/02/13

 「通話可能エリアが広いからNTTドコモを選択」、「ブランドイメージや端末が魅力的だからau」、「通話料金が安いからソフトバンク」――。2006年10月のMNP制度実施以降、通信キャリアを乗り換えたり、新規に契約したユーザーの意見は、だいたいそんなところに集約されそうだ。三菱総合研究所が2007年1月に約4万人を対象に行ったインターネット上のアンケート調査から明らかにした。調査は、4万人の回答者中、新規契約や機種変更、MNP利用者など2000人を対象とした。

 NTTドコモから流出した理由としては、通話料金を挙げた回答が59%(NTTドコモ→ソフトバンク)、32.9%(NTTドコモ→au)と最も多く、次いで携帯電話機のラインアップに魅力的があるかどうかとした回答が28.2%(NTTドコモ→ソフトバンク)、34.2%(NTTドコモ→au)となった。逆に、NTTドコモに流入した理由としては、通話可能なエリアが広いことや海外で利用できる国が多いことが回答として多く挙げられた。

 auから流出した理由としては、通話料金を挙げた回答が45.5%(au→ソフトバンク)、20.0%(au→NTTドコモ)と最も多い。ソフトバンクが安い料金プランでユーザーを引き付けている姿が浮き彫りとなった形だ。MNP利用によるauとソフトバンクの間での移行では、ソフトバンクからau側に流れるユーザー数が約9万人で、逆方向の約3万人を上回るなど、MNP利用での流出入だけを見るとauの一人勝ちとなっているが、新規契約数は43万件(NTTドコモ)、33万件(au)、24万件(ソフトバンク)と、ソフトバンクが市場シェア以上の健闘を見せている。

 また、auへ流入した理由として目を引くのが「携帯電話会社のイメージが良い」とした回答で、NTTドコモ→auで23.3%、ソフトバンク→auで34%が理由に挙げている。

 三菱総合研究所 社会情報通信研究本部 副本部長の佐野紳也氏によれば、10月に開始されたMNP制度を利用したユーザーの移動は11月にピークを迎えた後は徐々に減少し、ほぼ一段落した状態。新規契約を含めた契約数の増減ではソフトバンクとauが純増、NTTドコモは一進一退の傾向が続いている。

mri01.jpg MNP流出入の要因
mri02.jpg MNP利用での各社の流出入実績

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(@IT 西村賢)

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