認証技術も搭載

無線LAN対応の電子ペーパー端末を開発、ソフトバンク

2007/02/13

 ソフトバンクテレコムは2月13日、認証型の公衆無線LANに接続可能な電子ペーパー端末を開発したと発表した。公衆無線LANを使ってコンテンツを遠隔から更新できるのが特徴で、ソフトバンクテレコムによると認証技術を備えた公衆無線LAN接続型の電子ペーパーの開発は、日本で初めてという。

 開発は日立製作所、富士通がそれぞれ共同で検討し、ソフトバンクの無線LAN認証技術と日立、富士通の電子ペーパー技術を組み合わせた。

sbt01.jpg 開発した電子ペーパー端末。左が日立製で、右が富士通製

 新開発の電子ペーパー端末は、ソフトバンクの公衆無線LANサービス「BBモバイルポイント」のID、パスワード情報と認証手順がプログラム化されて内蔵されている。認証技術を備えたことでセキュリティが向上し、インターネット経由で特定の電子ペーパー端末にコンテンツ配信できるようになった。

 ネットワーク機能を使い、駅やビル、マンションなどに設置した電子ペーパー端末に特定のコンテンツだけを遠隔から配信できる。携帯電話のように持ち歩いて、その場その場で必要な情報をネットワーク上から取り込み、蓄積する利用法も考えられるという。

 ソフトバンクテレコムは社内外のフィールド実験を実施し、電子ペーパーとインターネットが連動するサービスの検証を進めるとしている。

(@IT 垣内郁栄)

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