ホストOSのWindows向け仮想ドライバを提供

ノベル、LinuxのXen上で変更なしのWindowsを稼働

2007/02/15

 米ノベルと米インテルの2社は、2月12日に米国サンフランシスコで開催された「InfoWorld Virtualization Executive Forum」において、Linux上で稼働する仮想化プラットフォームのXen環境でホストOSとして修正を加えることなくWindows XPおよびWindows Server 2000/2003を仮想的に動作させる技術を開発したことを明らかにした。

 新技術が動作するのはSUSE Linux Enterprise Server10のXen仮想環境上で、インテルのVT搭載プロセッサが必須。これまで、Xen環境ではLinuxを稼働させることはできたが、Windowsの稼働はドライバの問題で難しかった。ノベルでは、準仮想化されたネットワークドライバとブロックデバイスドライバを提供することで、この問題を解決した。ノベルは、仮想化されたWindows XPおよびWindows Server 2000/2003について、エンタープライズレベルのサポート提供する。現在、準仮想化デバイスドライバは試験的に一部のユーザーに配布しており、一般への提供開始は今年中を予定している。

(@IT 西村賢)

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