ExtremeXOSの優位性を強調

「ネットワークをUSBにする」、エクストリーム

2007/02/16

 エクストリームネットワークスは2月16日、同社ネットワーク製品のプラグ&プレイ化を含む製品戦略を報道関係者に説明した。

 同社の製品戦略のベースとなっているのはモジュラー化されたスイッチソフトウェアの「ExtremeXOS」。同社はこのところ、旧ソフトウェアの「Extremeware」からExtremeXOSへの移行を進めており、現在ではBlackDiamondシリーズのほとんどの製品、そしてSummit X450シリーズに搭載されている。今後はエッジスイッチを含め、すべての製品に展開していくという。モジュラーな設計であるために、コアからエッジまでさまざまなスイッチに対して共通のプラットフォームを提供しつつ、機能を取捨選択することによって各製品の目的やハードウェアリソースに対応することができる。稼働したままで特定機能を起動・停止したり、アップグレードしたりすることも可能だ。さらにこのソフトウェアは、スクリプトやXMLインターフェイスを通じてスイッチを制御することを可能にしており、各種のネットワークアプリケーションやセキュリティニーズにスイッチが自律的に対応できるようにしているという。

extreme01.jpg エクストリームネットワークス 代表取締役 井戸直樹氏

 こうした柔軟性の応用例として同社が紹介したのがExtremeXOS 11.6に備わっている「ユニバーサルポート」という機能。現在のPCでは、USBポートに接続された機器が自動的に認識され、この情報に応じて適切なドライバが適用され、関連付けられたアプリケーションが起動する。これと同様なことをネットワークの世界で推し進めようというのがユニバーサルポートの考え方だ。

 同社代表取締役 井戸直樹氏は、スイッチに備わっているQoS機能を例にとり、「QoSはあまり使われていない。それはアプリケーションに応じてQoSを適用する制御の仕組みがないからだ。今後はネットワークにつながる機器の種類が増える。ネットワークの仕組みを知らずに適切なネットワークサービスが使えるようにならなければならない」と話す。

extreme02.jpg 米エクストリームネットワークス CEO マーク・カネパ氏

 ユニバーサルポートでは、例えばIP電話機が接続された時点で適切なVLANへの参加や適切なQoSの設定が自動的に行われる。PoE(Power over Ethernet)の供給電圧をポートごとに制御し、電力コストを節約することもできるという。一般的なPCの接続においても、802.1x認証の情報を活用したVLANの割り当てやセキュリティポリシーの自動的な適用を、ユーザー単位できめ細かく行える。最も重要なのは、新しい接続機器が登場したり、新たなセキュリティニーズが生まれた場合に、ユーザー企業自身がスクリプティングによって即座に対応できることだ。スイッチベンダが対応ソフトウェアモジュールを出すのを待つ必要はない。

 来日した米エクストリームネットワークス CEO マーク・カネパ(Mark Canepa)氏は「ネットワーク機器の世界は汎用商品と独自技術に基づく商品に2極化しているように見えるが、当社はオープンであることをベースに、お客様が技術革新を活用でき、選択肢を提供できる製品を提供する。エクストリームのスイッチは、業界で最もオープンで相互接続性に優れている」と語った。

(@IT 三木泉)

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