45ナノプロセスで開発

「生Penryn」初披露、インテルがデモを公開

2007/04/20

 インテルは4月20日、2007年下半期の製造開始予定の45ナノメートル(nm)プロセスの新プロセッサ「Penryn」(開発コード名)のデモンストレーションを国内で初めて公開した。米インテルの上席副社長 兼 デジタル・エンタープライズ事業本部長 パット・ゲルシンガー氏は「Penrynは単に微細化を実現しただけでなく、かつてなく強力だ」と話した。

intel01.jpg 米インテルの上席副社長 兼 デジタル・エンタープライズ事業本部長 パット・ゲルシンガー氏

 Penrynは45nmプロセスを採用し、トランジスタの集積度を向上させながら、消費電力を抑えることができるのが特徴。サーバ/ワークステーション向けにはXeonファミリのクワッドコア、デュアルコア製品でPenrynを採用する予定。デスクトップ向けではCore 2 Extreme、Core 2 プロセッサブランドのクアッドコア、デュアルコア製品で利用する。モバイル向けにもPenrynを採用する予定で、Core 2プロセッサのデュアルコア製品で使う。

 デモンストレーションではPenrynプロセッサ(クアッドコア、3.2GHz)を2ソケットに搭載(フロントサイドバスは1600MHz)したワークステーションを用意し、医療アプリケーションを稼働させる様子を示した。生体内を映像化するMRI(核磁気共鳴画像法)機器から取得した二次元画像を体積レンダリングによって三次元画像として表示するアプリケーションで、スムーズに使うにはレンダリングやイメージ処理の高い性能が必要になる。

intel02.jpg Penrynプロセッサを使った医療アプリケーションのデモ

 PenrynはStreaming SIMD Extensions 4(SSE4)演算セットに対応し、ビデオ、写真、ソフトウェアの処理速度を大幅に向上させているのが特徴。デモでは三次元画像をスムーズに扱えることを示した。

intel03.jpg Penrynと現行プロセッサのパフォーマンス比較

 ゲルシンガー氏によると、Penrynは、Core 2 Extremeプロセッサ QX6800(2.93GHz)と比較した場合、画像処理性能が15%、3Dレンダリング性能が25%、ゲーム性能が40%、ビデオエンコーディング性能が40%上回るという。また、Xeonプロセッサ(X5355)と比較した場合は、Javaアプリケーションの実行で25%、伝送帯域の負荷が高いアプリケーションの場合で最大45%の性能向上が見込めるという。ゲルシンガー氏は「45nmは大きなブレークスルーだ」と話した。

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(@IT 垣内郁栄)

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