“あの人に見せたい”をネット上で

ソニーも動画共有サービスに参入

2007/04/26

 ソニーは動画共有サービスサイト「eyeVio:アイビオ」を4月27日から開始する。AV機器やモバイル機器を製品ラインナップに持つソニーの強みを生かし、「ハードウェアとの統合を進め、これまで物理媒体で行っていた映像の共有をネットワークで容易に行えるようにする」(ソニー パーソナルソリューションビジネスグループ ネットメディア開発室 チーフプロデューサー 本間毅氏)。今夏にはハイビジョン映像にも対応する。

eyevio01.png サイトのインターフェイスはほぼすべてFlashで実装されているようで、外部デバイスからのアップロードもブラウザ内から行える(クリックで拡大)
eyevio02.jpg ソニー パーソナルソリューションビジネスグループ ネットメディア開発室 チーフプロデューサー 本間毅氏

 24時間体制でコンテンツを有人監視する。映像が一般公開される前に違法コンテンツや有害コンテンツであると判明した場合は削除する。こうした監視がどこまで有効かは未知数で「チャレンジだと思っている」(本間氏)としながらも、違法コンテンツが多いサイトへの出稿を嫌う広告クライアントには「クリーンなサイトなら広告を出したいというニーズはある」(本間氏)という。

 サイト単体での広告収入やタイアップ企画による収益もにらむが、動画共有サービス立ち上げの主眼は映像を共有するサービスを自社製品のユーザーに提供することにあるという。

 日常的なスナップ映像をネットワークで共有するために、家族や友人など特定の人々にだけ公開範囲を指定する「プライベート・シェアリング機能」を備えた。有効期限付きのパスワードで保護されたURLを指定メールアドレスに送信する機能だ。

 数秒から数分程度の短い映像を数珠つなぎで視聴できる“チャンネル”機能を備える。チャンネルの編成は、ドラッグ&ドロップにより、ユーザー自身で手軽に行える。

 携帯電話からの映像のアップロードにも対応した。また、複数の静止画からBGM付きの動画を作成するWindows用のツール“x-Pict Story for eyeVio”を無償で提供。デスクトップ上で画像をドラッグ&ドロップしてウィザードに従うだけで、eyeVio上での動画の公開まで行えるようにした。

 視聴環境としては、パソコンのほか、携帯電話やPSP、Walkman A-800、iPodに対応する。サポート対象外ながらもFlashプレーヤーの互換性があるWiiやPS3でも視聴が可能という。コンテンツごとに設定された著作権設定次第ではモバイル機器に映像をダウンロードすることもできる。著作権の設定は、二次利用の可否なども指定できるクリエイティブ・コモンズに対応した。

 今後は、オフィシャル・コンテンツとして他サイトとの協業も進める。APIも公開予定で、外部サイトからのアップロードも可能にするという。

(@IT 西村賢)

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